桜の園

桜の園

『スィート・ノベンバー』


                     11月18日(月)


 サンフランシスコの広告会社の有能なディレクター、ネルソン(キアヌ・リーブス)は、華々しい受賞歴を誇る仕事人間。クライアントへのプレゼンテーションでは常に競争相手に勝利してきた。そんな彼が、免許の更新に出かけた運転試験場で、風変わりな女性
サラ(シャーリーズ・セロン)と出会う。
ネルソンのせいで更新試験に落ちたサラは、彼のアパートに押しかけ、自分のために車を運転するように強制する。動物実験に使われようとしていた犬を盗み出す片棒を担がされ、キレそうになったネルソンに、サラは奇妙な提案をする。
「今日で10月は終わるわ。 あなた、私の“11月”にならない?」

 11月の1か月間だけサラの家で一緒に暮らし、その間は一切仕事をしてはいけない・・・それがサラが提示した条件だった。
「私、問題を抱えた男性を救う特殊能力があるの。あなたは不幸の典型よ。重度の働きすぎで、何に対しても愛情がわかなくなってる」と断言するサラ。

 最初は相手にしなかったネルソンだが、思いもかけないトラブルから会社をクビになり、恋人にもふられて、結局サラと暮らすことになる。1ヶ月だけ同居し、その後はそれぞれの道を行くという条件で、2人は期間限定の恋人同士になった。
シスコの下町にある古いアパートの2階に住み、犬の散歩を仕事にしていた彼女は、かつてはペット会社の経営者だった。
サラが仕事と家族を捨て、月替わりでさまざまな男性と同居していた理由は・・・

 そして、なぜ1ヶ月だけなのか・・・
「じゅうぶん思い出は作れるし、きれいに別れられるから」

 少しずつサラを愛し始めるネルソン。しかし、自由で気ままな生活を楽しんでいるように見えるサラには、ある秘密があった……。


キアヌ・リーブスが『スピード』や『マトリックス』とは全く違う
キャラクターを演じていて楽しい。
シャーリーズ・セロンもとてもキュートで、
奔放に見えながら実はとても繊細な女性をさらりと演じていた。

期間限定の哀しい恋・・・
 サラが自分の首に巻いていたマフラーでネルソンに目隠しをして
 去っていくシーンが切なかった。






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