200798

桜の園

　『冷静と情熱のあいだ』　　

11月9日（土）

イタリアロケの映像も綺麗だし、
二人の１０年の時を超えた純愛も羨ましい。

本当に順正のように芸術を愛している人があんなに純粋でいられる
のかという、少し意地悪な考えも頭に浮かんだけれど・・・

でも、
ほかに彼女がいたりした時期もありながら、やはりアオイの事を
忘れられない気持ちを私は信じたい。

＊＊＊＊＊　後半のストーリーを少しだけ　＊＊＊＊＊

絵画の修復の仕事をする順正の才能に嫉妬して、ほぼ出来上がって
いた「チーゴリ」の絵を切り裂いたのはあの女の先生だった。

その事は、工房にいた目撃者も口を閉ざして語られなかった真実。

そして、有名な画家である順正の祖父の財産目当てでアオイが妊娠
したと思った父親の裏工作で別れさせられた二人だったが・・・

　初めて夜をいっしょに過ごした時の約束・・・
　　　　１０年後にきっとまた会おう。

　彼女は資産家の彼から渡されたロス行きのチケットを
　使っていなかった。
　空港で彼に会ったシーンのその続きは・・・　
　順正との約束を果たすためにロスには一緒に行けないと
　チケットを返しに行っただけだった。

約束のその日、あの場所で逢ったふたりは、以前よく聴いていた
チェロのメロディーを耳にするが・・・
それはロスではなくミラノにいた彼女が、１年前にリクエストしていた思い出の曲だった。

アオイの冷静なうちに秘められた本当の気持ちに気がついた彼は、
彼女の乗った列車より早く到着する列車に乗って
ミラノ駅に降りたアオイを待っていた・・・

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