「この線、なにかしら?」
「ああ、ゆりのリードね!」
「このリードなら、噛み千切れないわね!」
「でもあんた馬鹿よね! 柵を乗り越えなきゃ、繋がれることもなかったのに!」
「でもお父さん、可哀そうだから何か策を練ってあげてね!」
「まあ、しばらくは我慢ね!」
何とかして、解放できるドッグランにしないとね!
「オイラは乗り越えることなんて考えもつかなかったぜ!」
「庭を駆け回れる方が、楽しいのにな!」