チンチン電車と女学生
」を読み、
ドキュメンタリー的本を何とか子供に読みやすくするためにと
思い立ち、ブログに書き込み始めたのが2005年8月のことでした。
過去日記 8時15分そのとき電車の運転手は17才の女の子だった・・・・・
被爆からわずか3日後の八月九日
しばらくしてこの原作を元に実際に走る電車の中でお芝居をするという
画期的な「 モケレンベンベ・プロジェクト
」が
「チンチン電車と女学生」を上演することを知りました。
しかし、それは東京での上演。
広島の人間にとってあまりにも、お芝居を見るには
当時は遠かった。
しかし半年前に、このお芝居を広島で上演されると知りましたが
見るかどうかわからないチケットを、無駄に予約することもできなかったのです。
ですが、7月28日の朝刊でこのお芝居が上演されたのを知り、
突然、連絡先の及川さんに連絡を入れたところ、
快く観劇の予約を得ることができたのです。
桃の実上演 中国新聞より
それはもう、原作と自分のサマリーが忠実に活字から現実での上演され、
勢い感情移入しすぎたのか、涙が止まりませんでした。
実際に走る チンチン電車
の中でのお芝居。
それは、タイムトリップ以外の何者でもありませんでした。
当時のチンチン電車を知るご老人は、劇が進むに連れ、
最初は和やかでしたが、終わりのころは目を閉じて
感慨深げでありました。
それは、戦勝に沸く当時の日本が原爆で奈落のそこに落とされるかのように。
上演された役者の皆さんのパフォーマンスは、最高で。
チンチン電車の守り神
が役者さんにオーラを与えたかのような、
切符の鋏さえ鳴り物に変えてしまうすばらしいさ。
狭い電車だからこそできる舞台装置の数々。
そんな気さえし、実際の被爆電車の中は、最高の舞台装置でした。
彼女たちが演じた 女学生
は、実際に存在していたし、
当時の歴史に揺られながら、一生懸命に生きていたのだと思います。
原爆劇という言葉でなく、当時を生きた切ない 女学生
たちの
物語として、お時間があれば原作を判り易く書き直していますので、
お読みいただければうれしいです。
「モケレンベンベ・プロジェクト」の
及川均さん・・・・・・当日朝、突然の電話に快く予約を受けていただき
最高のお芝居をありがとうございました。
藤沢弥生さん・・・・・突然チケットをもんぺ姿で売りに来てびっくりしました。
あなたの愛らしい顔での表現力は最高です。
平山ゆり子さん・・・・小柄なあなたが自分の目の前で放つ台詞は、
とてもお芝居と思えない真実の声に聞こえました。
真名垣クミコさん・・・劇中歌を歌いながら流す涙は、電車に残る精霊たちの
魂の叫びだったのかもしれません。
田村義明さん・・・・・突然乗り込んできた謎の男が織り成す現代人の想いに絶句。
最後の記念撮影でお手間を取らせました。
上映劇 フライヤー
広島最後の電車の中の上演で最高のパフォーマンスのすがすがしい顔です。
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バコーン
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