firefly

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女帝






岩場の上で空を見上げているブルーの西洋風ドラゴン。空は暗く雨が降っているが、一部雲が切れ掛かってきている。それとは別の方向を見上げているドラゴンは、どう見ても女性、『母親』を彷彿させる。

理由は明確。このドラゴンには人間のような乳房があるのである。
さらに、このドラゴンには、臍のようなものも見えるのだ。

ドラゴンから一段下がったところには、女教皇に引き続き、駱駝が描かれている。駱駝は、どこかに歩いていこうとしているように見える。
ドラゴンの表情は何かを待っているかのように見える。
動きがないのは一緒なのだが、女教皇のカードとは印象が全くちがう。

こちらから受ける印象は、計算とか計画。先を見て行動するための停滞にも思える。
女教皇は受身のような『待つ』であるのに対し、この女帝のカードは動く為の『待ち』のように見えるのだ。

降り続く雨は地表に恵みをもたらすことだろう。
このドラゴンは「育むもの」であるのだと思う。

カードの印象としては、母性、慈愛、恵み、成長、育むこと。計画、成長など。

色調からは、成長する為の試練をも感じられる。
与えるだけが愛情ではないということだろうか?




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