暖冬傾向で、ゴルフ場の予約が多い!
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
087616
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
JEDIMANの瞑想室
プロローグ
フィアの毒々しい戦艦から、レーザー・シェルが撃ち出された。
砲弾<シェル>は見事なアーチを描き、ニューヨークの摩天楼に突っ込んだ。
爆発が起き、炎が巻き上がる。
ニューヨークのビル群は凄まじい攻撃を受け、大規模な火災を発していた。
人々が逃げ惑い、アメリカ軍が次々に上陸してくる怪物と戦っている。
しかし、明らかにアメリカ軍が押されていた。
怪物―――フィア達の手にしたレーザー・ガンにより、兵士達がどんどん地に倒れていく。
戦車と鉄条網によるバリケードが道を封鎖していたが、そんなものはヴェノムの攻撃を受けて一瞬で吹き飛んだ。
自由の女神がニューヨークの大火災のせいで赤い夜空にたいまつを振りかざしている。
再び、悲鳴と共に人々がちぎれとんだ。
ヴィシスがその獰猛な牙で人を切り裂いたのだ。
ヴェノムとフィアが血と瓦礫に満ちた道をのし歩いている。
「冗談じゃないぞ!」
瓦礫の山の陰に隠れながら、ある青年が小さく叫んだ。
「勝てるか!あんな化け物に!」
「リッド、少しは静かにしろ」
すっかり汚れた格好で、ライフルを疲れたように持った男がうんざりとしたように言った。
「そんなマイナス思想はマットだけで十分だ」
「うるせえ、マージ」
リッドと呼ばれた青年は、男―――マージョラム・バティストゥータを睨んだ。
「こんな状況で黙ってられるか!?」
「うるさい!黙ってなさいよ!」
瓦礫の向こうを覗きながら、ローラナ・レンシアが彼らを叱責した。
「居場所がばれちゃうでしょ!」
リッドとマージョラムはすぐに口をつぐんだ。
「ああ………もう終わりだ……」
瓦礫の隅の暗がりで、マットがぶつぶつとつぶやいた。
「神が人間に罰を降されたんだ………」
「あーもーっ!マット!いつまでもうじうじしてんじゃないわよ!」
ローラナがいらいらと叫んだ。
「ローラナ!声が大きい!」
マージョラムが慌てて諫めた。
「ちゃんと静かにしてろって」
ビッドがあぐらをかき、タバコに火をつけながら言った。
「じゃねえと、あっちゅうまにあのトカゲもどきに殺されるぜ?」
「でも、いったいどうすればいいんだ………」
トレードマークの帽子をかぶったドミニクが、困ったように言った。
「ブライ司令官と連絡はつくかい?」
「死んだんじゃねーの?あのジジイ」
リッドが興味無さげに答えた。
「どーせ<SAF>指令部は瓦礫の山さ。これからどうする?デトロイトへ向かうのがいいと思うけど」
「そうだなあ………」
ビッドが腕を組んだ。
「デトロイトかな、やはり」
「西部はどうだ?」
マージョラムが口を開いた。
「敵はメキシコをぶっつぶした後、主に東海岸を北進してるんだろ?だったら、西海岸に逃げた方が安全だ」
「どっちにしろ、味方と合流しなければな」
と、ドミニク。
「そーだな」
ビッドはやれやれというように立ち上がった。
「ほんじゃ行くか」
「その前に」
ローラナが手にした銃を構えた。
「お客さんよ」
たちまち、その場はフィアと人間の戦いの場と化した。
アーサー・ホークは研究書類とにらめっこし、唸っていた。
ここはボストンのハーバード大学。
ここ最近、ボストンは人で溢れかえるようになっていた。
難民達だ。
フィア達の北進を受けた人々が、ボストンやデトロイトなど北部都市に逃げてきたのだ。
「……………ああ、ダメだ!サンプルが無い!」
アーサーは頭をかきむしった。
彼はフィアの弱点を探し、日々奮闘していた。
Uウイルスが南アメリカに解き放たれた責任は自分にある。
そう痛感していた彼は、身を粉にしてフィアの研究を進めていた。
「くそっ!せめてバーナード・ブルックベル教授の調査チームが生還していれば………」
アーサーは手にしたペンをくるくる回しながら、いらだたしげにつぶやいた。
数ヶ月前に南アメリカへ調査に向かったバーナード教授の調査チームは、クリティロ上空で消息を断っていた。
護衛の<SAF>、<SAS>、<SEAL>、そしてグリーン・ベレーもまたしかり。
と、その時、勢いよく部屋の扉が開いた。
「先生!」
部屋に入ってきたのは学生だった。
「おお、どうした」
アーサーが顔を上げて訊くと、学生は息をつまらせながら答えた。
「ニューヨークが、陥落しました!」
アーサーは絶句した。
ワシントンに続き、ニューヨークまでもが。
ニューヨークが陥ちたということは、ここにもすぐにやってくるだろう。
ボストンはニューヨークのすぐ北だ。
「早く避難しましょう!」
学生が喚いた。
アーサーはのろのろと頷き、席を立った。
「それには及ばない」
突然、声と共に小太りの男が入ってきた。
「ネザル准将」
アーサーはいぶかしげに目を細めた。
「どうしたんです?いきなり」
部屋に入ってきたネザルは、アーサーの腕を掴んだ。
「ついてこい。ロサンゼルスへ向かうぞ」
「ロサンゼルス!?なぜ?」
ネザルは彼に質問をぶつけたアーサーをじっと見つめた。
「ブルックベル教授の調査チームが帰還した」
「あーもう!臭い!」
ローラナが鼻を覆った。
通りにはグールの死体が満ち溢れ、凄まじい悪臭を放っていた。
「まだ味方はいるのかな」
ドミニクが心配げに周りを見回した。
「大丈夫だろ。ほら、銃声が聞こえる」
マージョラムの言葉に、ドミニクは耳を澄ませた。
確かに、銃声が聞こえてくる。
と、その時、ビルの谷間を猛スピードでこちらに向かってくる輸送ヘリが見えた。
「お、おい!見ろ!」
リッドは輸送ヘリを指さした。
「ワームだ!」
確かに、輸送ヘリのコクピットに、ダンゴムシに似たワームが大量に張りついていた。
ただし、ただのダンゴムシと違って牙があり、明らかに肉食だ。
大きさは中型犬くらい。
おそらく、Uウイルス・クリーチャーの一種だろう。
輸送ヘリはぐらぐらゆれながら飛行していたが、遂に制御を失い、道路に不時着した。
コクピットからパイロット達が転げ出てくる。
その体にはワームが張りついていた。
牙をパイロットの肉に埋めている。
リッド達は慌ててパイロット達に駆け寄った。
銃声が響き、ワームが悲鳴をあげ、体をひきつらせて死ぬ。
ローラナがすぐにパイロットの脈をとったが、既にこと切れていた。
ワーム達が彼らの肉を喰らったのだ。
「みんな死ぬんだ!」
マットが静かに叫んだ。
「おい、誰かヘリ飛ばせないか?」
ドミニクが不時着したヘリに手を当てながら言った。
「まだ飛べそうだぜ?これ」
「あ、オレできるぞ」
ビッドが名乗り出た。
「…………なんでできるんですか?」
ドミニクがジト目で訊いた。
「なんとなく免許取った」
ビッドが事も無げにサラリと言う。
「ヘリの免許なんてなんとなくで取れるわけ―――!」
反論しようとしたドミニクの肩に、リッドがポンと手を置いた。
「あきらめろ、ドミニク。奴はうさんくささが服着て歩いてるような奴なんだよ」
うさんくさいオヤジ、ビッドは、そんなひどい事を言われながらも涼しい顔でコクピットに乗り込んだ。
「飛べる?」
ローラナの問いに、ビッドは機器をいじりながら頷いた。
「ああ、たぶん、これならいける。だが、燃料が………」
「心配無い」
輸送ヘリの中を覗き込んだマージョラムが言った。
「ラッキーだぜ。このヘリ、燃料を輸送してたんだ。楽々アメリカを横断できるぜ」
「よし」
ビッドが満足げに頷いた。
「じゃあどうする。デトロイトに向かうか、それともロスに向かうか」
皆、顔を見合わせた。
「西部はまだあまりフィアの攻撃を受けてないよな?」
リッドが言った。
「じゃ、ロスにすべか。乗れ」
ビッドはそう言うと、素早く出発準備を整えた。
数分後、1機の輸送ヘリが燃え盛るニューヨークの空に舞い上がった。
「うわ………」
窓の外を見たマージョラムがつぶやいた。
「地獄だぜ………」
ニューヨークはインフェルノ<灼熱地獄>と化しており、ゾンビが亡者のごとく通りを埋めつくし、ヴェノムがアメリカ兵を殺戮していた。
「アメリカは、人類はもう終わりだ!」
マットがヒステリーのように叫んだ。
拘留所にフィアがなだれ込んできたのを、クレイジーはぼんやりと眺めていた。
フィア達が次々に囚人を殺害していく。
悲鳴が響き、冷たいコンクリートの壁に熱い鮮血が飛び散った。
クレイジーは虐殺の様子をぼんやりと眺めていた。
フィアがクレイジーの姿を認め、にじり寄って来る。
「お前が俺の死か………」
クレイジーは近づいてくるフィアを見て、力無く笑った。
「さて、天国はどんな場所なんだろうな」
だが、フィアは銃を撃たなかった。
撃たないどころか、拘留されたクレイジーの顔をまじまじと見つめ、隣の仲間と相談している。
『おい、こいつ………』
フィアの一匹が、言った。
もう一匹が頷く。
『ああ、まちがいない。<マザー>のおっしゃられた奴だ』
フィアは嫌悪に目を細めた。
『最初に我らが生まれた地、<島>へ来た連中の1人だ。すぐに<マザー>に御知らせしよう』
フィアはそう言うと静かに目を閉じ、己の精神と<マザー>の精神とを結びつけた。
もちろん、クレイジーには彼らが何を話し、何をしているかなどさっぱりわからなかった。
やがて、クレイジー以外の囚人を殺害したフィア達がクレイジーの側に集まってきた。
皆、一様にクレイジーを睨み、嫌悪の視線を向けている。
目を閉じていたフィアが、ゆっくりと目を開いた。
彼は素早く周りのフィアに指示した。
数体のフィアが頷き、スタンガンのような物を取り出すと、クレイジーの首に勢いよく押しつけた。
クレイジーの視界はブラックアウトした。
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
鉄道
E4系:上越新幹線 「Maxとき」…
(2025-11-27 00:10:08)
がんばれ!地方競馬♪
ロージズインメイ産駒 ホウオウルー…
(2025-11-27 02:13:17)
何か手作りしてますか?
カードケースを試作 その6
(2025-11-26 20:14:53)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Mobilize
your Site
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: