Armed Gear ～戦いへのレクイエム～
人物資料ヴァイス・クロスフィールド
CV.石田 彰
17歳
「俺は助けたい！助けたいんだ！」
プロムに住む戦争孤児の青年。
固い金髪に碧の瞳が特徴的。
スラムに住まいながら用心棒、窃盗、ギャンブル等様々な仕事をこなす、何でも屋のようなものを生業にしている。
荒んだ環境に育ちつつもまっすぐな気持ちの持ち主であり、仕事柄かサバイバリティ能力も高い。
性格は猪突型、しかし濃い人生経験からか妙にしたたかでもある。
また、愛すべきいじられ役であり、言葉の端々に顔文字が出現する愉快なヤツ。
ひょんなことからハクと出会い、混迷を深める世界情勢に巻き込まれていく。
白石 珀（通称ハク）
CV.大本 眞基子
年齢不明
「………ごはん」
ヴァイスがひょんなことから保護した、白銀のようなアッシュブロンドの長い髪と翡翠色の瞳の少女。
普段は物静かで神秘的だが、実はかなりの天然ボケ＆腹ぺこ属性。
ふわふわした捉えどころの無さや、時々発する妙に確信を突いた言葉に、周囲が困惑することもしばしば。
＜センチネルズ＞、連邦、皇国、革命軍など様々な勢力から狙われている。
＜センチネルズ＞
ゼグラム・ソルダート
CV.平田 広明
52歳
「うせろ。ガキがうろちょろする場所じゃない」
傭兵団＜センチネルズ＞の団長。
射るような眼光の鋭さと伸ばしっぱなしのザンバラ髪、そして常にまとっている藍色のロングコートが強烈に印象に残る人物である。
非常に厳格な契約至上主義者であり、契約は必ず遵守、遂行する仕事ぶりで知られる。
冷酷かつ契約遂行のためには手段を選ばない非道な面があるが、確かな戦術眼や戦闘技術、そしてこの時勢にありながら＜センチネルズ＞を中立に保つ立ち回りなどに裏打ちされ、部下からの信望は厚い。
しかし、彼と＜センチネルズ＞は、ハクを中心とした各国のせめぎあいに巻き込まれていくこととなる。
ヨハネス・アーヴィン
CV.藤原 啓治
28歳
「後悔しない選択。要はそういうこった」
AG＜グレイハウンド＞を駆る＜センチネルズ＞のAGパイロット。
ボサボサな黒髪とバンダナでワイルドにキメている。
飄々とした兄貴分的な人柄で、常に余裕をかもしだす大人の雰囲気を持ち、艦の女性クルーの憧れの的。
破天荒なリリアにはいつも手を焼いている。
リリア・ローレンス
CV.釘宮 理恵
13歳
「墜 ち ろ っ て の ！」
エルザの妹。
グレイハウンドの砲手兼ナビゲーター兼お邪魔虫（アーヴィン談）。
少々自己抑制力に欠ける、金髪セミロングの可愛らしい少女。
つーかガキ（アーヴィン談）。
喜怒哀楽が激しく、すぐに激昂状態になる。
汚い言葉を吐きまくりながらグレイハウンドのキャノンを撃ちまくるその姿に、涙を飲む大人が後をたたない少女である。
大地球連邦
ミスト・レインズ
CV.柚木 涼香
17歳
「涙は……もう枯れたと……そう思ったんです」
プロムに住む民間人の少女。
ジン・シュヴァルツ
CV.大塚 芳忠
50歳
「下がれ、少年！子供が戦場に立つべきではない！」
大地球連邦軍中佐。
セデス・S・タチバナ
CV.矢尾 一樹
42歳
「兵器は兵器から人を救う技術になりうるものさ」
大地球連邦軍大佐。
兵器開発部門の重鎮。いつも食えない笑みとふざけたような言動をしている。
銀髪にメガネという出で立ち。
過去を知る者は少ない。
最近は連邦の最高機密を取り扱っているらしいが……
マーガレット・クローサー
CV.中原 麻衣
19歳
「わたしも、一緒に戦ってるんです！」
プロム性能試験場に配属されていた、大地球連邦軍に入隊したばかりの新米オペレーター。
まだ戦いに慣れておらず、気圧されることもしばしば。
というより、もともとが慌てやすい性格なのか、すぐにテンパる。
ミラー・D・レーヴェン
CV.速水 奨
36歳
「・・・なにごとにも動じない性格だと自負してきました」
黒髪にふちなしメガネで痩せ身の男性。
常に冷静かつ頭の回転の早い連邦のオペレーター。
また、仕事の際はヘッドホンを常に片耳に押しつけるという変わった癖を持っている。
世界観資料
Armed Gear＜アームド・ギア＞
ACの世界での次世代主力兵器。
通称AG。
昨今の戦争は、この兵器に左右されていると言っても過言ではないだろう。
AGは、人型、獣型、多足型等の区別はあるが、基本的には機械脚やイオンブースターによる高機動・高火力・重装甲を実現した搭乗兵器を指す。
ほとんどのものが従来の兵器に比べて巨大であり、平均的に高さは10メートルを超える。
また、建設業者や傭兵団等、民間への普及へも徐々にだが進んでおり、最近ではAGを有した盗賊団も現れている。
Great Catastrophe＜大変動＞
かつて地球を襲った未曾有の大破壊。
大地球連邦の圧政に対する＜ハイブ７＞の独立運動に端を発した戦争で、マルクス作戦と呼ばれる隕石落としや大量の核兵器の使用によって、地球上が焼きつくされた出来事である。
これにより人口は９割近くが死滅、地表もほとんどが砂漠と化し、ハイブもほとんどが壊滅した。
また、この＜大変動＞を境に、新たな暦 After Catastrophe、通称ACが始まっている。
イオン粒子（イオンエネルギー）
ACの世界で化石燃料の代わりに使用されている次世代エネルギー。
空気中から精製でき、さらにはエネルギー効率の高さとその使い勝手の良さから、もはやイオンエネルギーを使わない技術は存在しないと言っていいだろう。
また、その殺傷能力の高さからイオン学兵器（通称ビーム、レーザー）などへの転用も進んでおり、今ではAG用ビーム・ライフルなど従来では想像もつかなかったような小型化に成功している。
しかし、現在湯水のごとく使われているこの粒子も、実はその精製理論や作用についてはいまだ不明な点が多く、ダークマター＜暗黒物質＞の域を出ていないのが、あまり知られていない現実である。
ハイブ
地球軌道上に建設された巨大宇宙植民施設。
形状は目玉焼きにそっくりで、真ん中に巨大なドームに覆われた都市区、そしてその都市区から放射状にソーラーパネルが広がっている。
ハイブは１～12が存在しており、ひとつのハイブに数百万人の収容が可能で、内部環境はほぼ地表のそれと言ってほとんどさしつかえない。
まさに、軌道に浮かんだ一つの『都市』なのだ。
宇宙開発計画の一環として建設されたハイブだが、長年に渡って大地球連邦の重税や宇宙開発の重労働が行われていた。
独立運動が起こったのも無理はないだろう。
また、ハイブのほとんどは＜大変動＞の際に核兵器で破壊され、現在はいくつかが残るのみである。
大地球連邦
大地球連邦首脳会議＜グレート・ブレイン＞の取り仕切る地球圏最大の勢力。
＜大変動＞以前は地球圏の統一政府であったが、AC315の昨今はインシャラフ皇国の台頭や革命軍との戦いにより弱体化が進んでいる。
とはいえ、大地球連邦軍はいまだ強力であり、革命軍との戦いを優位に進めているのが現状。
現在の支配域はヨーロッパ、ロシア、東アジア、北米大陸、オーストラリア、そして月面都市デュナミス。
首都はロサンゼルス。
インシャラフ皇国
インシャラフとはスワヒリ語で『神の意』という意味。
インシャラフ皇国は、＜大変動＞の後の無政府状態のさ中、インシャラフと名乗る男率いる新興宗教団体がアフリカや中東を征服し、建国した国家である。
AC315の現在、インシャラフ皇国は国教のインシャラフ教や皇帝崇拝により固く結束し、また、サハラ砂漠一帯に建設された大規模ソーラー発電施設により世界のエネルギー情勢をリードする存在でもある。
国力は大地球連邦に次いでおり、今や追い抜くかの勢い。
ちなみに、アフリカから中東にかけて、つまりインシャラフ国民のほとんどが紅い瞳を有している。
これは＜大変動＞の際に大量に撒き散らされた放射能の影響とみられており、今ではインシャラフ皇国民のトレードマークである。
支配域はアフリカ大陸と中東。
首都はアフリカ東海岸のドドマ。
革命連合軍
通称革命軍。
大地球連邦の富裕層優位な政策に反発する組織の集まりであり、共和国の建国を目的としている。
勘違いするかもしれないが、＜大変動＞の際の独立軍とは無関係。
ACに入ってから発足した組織である。
AC315の現在、南米大陸や東南アジア、そして宇宙にてゲリラを中心とした作戦を展開しており、大地球連邦を悩ませている存在。
しかし、基本的に貧乏なので連邦軍との戦いもジリ貧に陥っており、また、内部抗争も徐々に激しくなってきているらしい。
支配域は南米大陸、東南アジア。
本部は＜ホーム＞と呼ばれている。
メカニック資料
＜センチネルズ＞
グレイハウンド
センチネルズに所属するAG。
パイロットはアーヴィン、またオペレーターや砲手としてリリアが搭乗している。
がっしりとした巨体のAGで、重武装、重装甲をコンセプトとしている。
後部座席は砲座やオペレーター席であり、右肩部ロングレンジキャノンや左肩部チェインガン、そして全身のミサイルポッドはここで制御する。
他にもリニアマシンガンやガトリングを装備可能であり、射撃能力は非常に高い。
しかし、機動性が犠牲になっており、非常に足が遅い。
ゆえに被弾率も相対的に上昇している。
圧倒的な実弾火力による後方支援が主な任務か。
装備:右肩部ロングレンジキャノン×１、左肩部チェインガン×１、脚部および腕部グレネード・ユニット×４、全身に仕込まれたミサイルポッド、斬鉄剣×１
他にも、手にリニアマシンガンやリニアガトリング等を装備可能
大地球連邦
ガントレット
大地球連邦軍主力量産型AG。
この機体の大きな特徴は、パックと呼称されるアタッチメントを換装することで、様々な環境や戦術に対応した機体になれることである。
そのバリエーションは砂漠戦仕様や密林戦仕様、高機動仕様に砲撃支援仕様、はたまた運搬仕様など多岐に渡る。
しかし、その素体は全くの同型機。
ゆえに、連邦は世界規模で生産ラインを統一することに成功し、圧倒的な低コストと高い生産性を現実のものとしたのだ。
ガントレットは連邦の象徴と言ってもさしつかえない、傑作機なのである。
装備:高い汎用性から、ほとんどの武器を装備可能。
パック（現在確認がとれているもの）:デザート・パック、バスター・パック
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