2006.01.28
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それは本と音楽である。
本は菊地敬一「ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を」と浅田次郎「プリズン・ホテル4」をかばんに詰め込み電車の移動時間に眠りこけていないときはしっかりと読みまくっていた。

ヴィレッジ・ヴァンガードは今週のプレイボーイにもコルトレーン特集が組まれていたけどジャズメンがライブを演奏する聖地(多分)見たいな所である。

そしてその名をちゃっかり拝借したのが本屋の「ヴィレッジ・ヴァンガード」である。この本で面白いなあと感じだのがメジャー路線ではなくマイナー路線、それも「ノスタルジー」をキイとした品揃えに特化して販売戦略を組んだところ。

「好きな品揃え」にこだわり成功した本屋。まあ本屋と言うのか雑貨屋というのかようわからんげどね。おいらも最初このヴィレッジ・ヴァンガードに入ったとき面食らったもんね。POPが洒落ていて「むむ」「なんじゃこりゃあ」松田優作張りの素っ頓狂な声あげちまったもんね。ここで買った本とかCD、結構へんてこなもんも多いいけれど、味のある本もめっかったりして「ありがとうごぜえます」と言う気になった事もちびっとあったもんね。

「ムーン・パレス」なんて本は最高だった。中島らもって言う人もこの本屋で知った。ま、そんな自己主張めためたの社長が書いた本なのでなかなか面白い。

特にかあちゃんとの会話が楽しい。「経営方針発表会その2」でのかあちゃんとの会話が思わず「ウン」とうなづいてしまった。そこでかあちゃんが言ってる事は「話のうまいやつにろくなのいないわ」と言うくだり。「プロジェクターなんてなんぼのものよ」コレにも笑ってしまった。「ドロップアウトの集団が人のやらないことをやって大きくなればいいのよと」励ますかあちゃんの科白はなんかとっても安心感と共感持てる。「そうだ!ベストセラーだけ追わなくていいんだ」この主張は今後の未来の日本を導く言葉(大きくでたな)のように聞こえて大いに活をもらったのである。

浅田次郎「プリズン・ホテル4」は性懲りもなくこの日記にも何度も登場する本でございます。「小説は面白くなければ読まなくていい」(まったもや、大きくでたな)と持論を持つおいらは中山康樹ばりに「本を読むなら浅田次郎を読め!」派なのである。

今回は特に小俣老人が府中刑務所から52年ぶりに娑婆に出てプリズンホテルにて賭場を開いてもらって一人勝ちするシーン。コレにはわかっていたけどやっぱ笑ってしまった。この本は一言で言えば「読み進むにつれて終わりがくるのがとっても寂しくなる小説なのである」まあそんな本との出会いに遭遇するのも運命ちゅうか、必然ちゅうか、まあとっても嬉しい事なのである。読んでいない人は是非読んでいただくことをオススメする。「浅田様!貴殿は起承転結小説の天才であります」「人間の喜怒哀楽を引き出すことの天才であります!」(おだてすぎたかな、なんか出版社からもらえないかな)


アフィリエイトにて紹介したいけどエディにいたっては「アイ・フィール・ソー・バッド 」のCDとマルサリスは今月のスイング・ジャーナルでジャズディスク大賞
1位獲得した「ライブアルバム」ないではござんせんか。
品数が少ないですよ。もっと努力を喚起します。特にブルース。玉砕状態です。
(ええんかいな、こんな事かいて)
(ブログけさんといてね、批評ではなく期待しとんですから)

ウィントン
ウィントン・マルサリス
難解さが排除されジャズって感じのライブです。





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最終更新日  2006.01.28 20:49:37
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