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2009.04.09
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THE INTERNATIONAL

真実さえ、
取引されるのか。



製作国 アメリカ/ドイツ/イギリス
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ)
初公開年月 2009/04/04
ジャンル サスペンス/アクション
映倫 PG-12

【解説】

ワールドワイドな展開で難攻不落の巨悪に迫るポリティカル・サスペンス。 違法行為に手を染める国際的な巨大銀行を追跡するインターポール捜査官が、
執拗な妨害工作に遭いながらその実態と真相の究明に奔走する。
主演は「トゥモロー・ワールド」のクライヴ・オーウェン。
共演に「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツ。
監督は「ラン・ローラ・ラン」「パフューム ある人殺しの物語」のトム・ティクヴァ。


【ストーリー】

インターポール捜査官ルイ・サリンジャーは、ニューヨーク検事局の

そのターゲットは、世界中の富裕層から莫大な資金が集まる欧州拠点の
国際銀行IBBC。そこではかねてより不審な資金の流れがある、との
極秘情報を得ていたのだ。サリンジャーはベルリンを皮切りに、
リヨン、ルクセンブルク、ミラノ、ニューヨークといった各地を飛び回り、
内部告発者や情報提供者と接触しながらIBBCの実態を探っていく。
しかし、いずれも行く先々で証人・証拠が消され、狡猾非情に出鼻を
挫かれてしまう。それでもサリンジャーは核心に迫るべく、
ある覚悟を決めるのだが…。


ポスター.jpg

世界中の巨富が流れ込む、
その銀行の莫大な資金の行方ー。
インターポールの捜査官が辿り着いた、
隠された真相とは。


【感想】


病みあがりながら、映画が観たくて仕方がない私(笑)、
この映画とトワイライトと迷った末(時間的に2本は
無理だったので)恋愛ものよりサスペンスアクション
のほうが好きなので、こちらをチョイスいたしました

いい年をしてるのに(笑)世界情勢や世界経済には本当に疎い私
この映画のIBBCのモデルとなったのが、1991年の7月に
破綻したBCCI(Bank of Credit and Commerce International)

と言うことすら知らないでの鑑賞でした
しかし、IBBCがBCCIって、そのまんまのような(笑)

銀行Bank of Credit and Commerce Internationalについてはこちら・wiki

と、そんなことは、ともかく、内容がすべて事実では
ないとしても、それに近い、こんなにあくどい?銀行が
あったと言うことに、驚きました

舞台は、ベルリン、ルクセンブルク、リヨン、ミラノ、
ニューヨーク、イスタンブールとインターナショナル、
グローバルなので、「007」や「ボーンシリーズ」を
思い出すのですが、この作品には、それほどの派手な
アクションはなく何となく地味な展開ですが、
トム・テクヴァ監督の手腕なのでしょうか
ロケーションはいろいろと楽しめました

ルイ.jpg
<建設には16週間も時間が費やされたそうです。最終的に16分の
シークエンスを6週間かけて撮影したとのことです>

<こんなお洒落な美術館、行ってみたいかも~

美術館1.jpg

それほど派手なアクションはないと書きましたが、圧巻だったのが
楽しませて?くれたのが、 監督が「タイトルを『ザ・グッゲンハイム』
するべきじゃないかと言った(笑)
、ニューヨーク・グッケンハイム美術館
での銃撃戦!
建物の形状を生かした攻防、銃撃戦は迫力の展開、これでもか
これでもかと次々に出てくるヒットマンに目が釘付け、
ドキドキハラハラしっぱなしでした

また、映画(フィクション)とは言え、あれだけの、銃撃戦で、
一般人が誰も犠牲にならなかったのは嬉しかったです
<どうでもいいことですが(^_^;)> 銃撃戦のさなかで、
鳴り出す携帯音もちょっと笑え、そこで、また緊張もしました。
そのへんの緩急も面白いと思いました

クライブ.jpg
<クライヴ・オーウェン> SIN CITY シューテムアップ など、
銃も持つ役が多いような^^
お顔は特に好みではないのですが、役者さんとしては
結構好きな俳優さんです。>

ナオミ.jpg
ナオミ・ワッツ ><男臭い(男性ばかりの出演)中にあっての紅一点、
ナオミじゃなくてもと言う気もしますが、彼女だからこそ、役が引き立つ
のかも?とも思いました

サリンジャーが立ち向かえば、立ち向かうほど、
敵に近づけば近づくほど、諜報機関や政府までも
味方につけている巨大銀行の罪を暴き、銀行を潰すのは
もはや無理という絶望感を彼が感じるように、観ている私も
同じような絶望感が漂います。。。

巨悪を倒すには、もはや法の範囲では不可能なのか・・・
果たしてサリンジャーが決断した方法とは・・・
ラストはいったいどうなるのかと後半から気になって・・・

そして向えたラスト・・・は、私には意外でしたが、
ホッとしたような・・・
でも、悪には悪?毒をもって毒を制す?となんかスッキリ
しないような複雑な気持ちでした・・・
ハリウッド特有の爽快さ?はないラストなので、好き嫌いの別れる
ところであるかもしれませんでも、これが現実なのかも?

キャストは他に

側近.jpg
イースタン・プロミス で、怖さと存在感がバツグンにあった
アーミン・ミューラー=スタール 。次回作は「天使と悪魔」>

頭取.jpg
キングダムオブヘブン に出ていた「実は、あまり
覚えていないのですが)」 ウルリッヒ・トムセン

殺し屋.jpg
<どこかで観たことあると思ったら・・・ その土曜日、7時58分
出てました! ブライアン・F・オバーン >彼が最後に言った、『だから、俺を逮捕できないって
言っただろ』みたいな台詞が可笑しかった

全体的に、地味な作品ではありましたが、予告編から期待した
感じとはちょっと違いましたが、いつもありがちな(^_^;)
ロマンスとかないのがスッキリして、私的には、好きですし、
自分は、中々楽しめた作品でした

インターポールって言葉久々に聞いたようなと思ったのですが
「ルパン三世」の銭形警部、 デスノート前編 デスノート後編
のLがインターポールの捜査官でした

4月4日(土)から公開

パンフ.jpg
<パンフレット¥700クリックで公式サイトへ>
<このパンフ700円とちょい高めですが、インターポールの仕事
についてや実際のIBBC事件なんどのことも書いてあって、
映画の内容がイマイチよくわからなかった方にはお薦めです






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最終更新日  2009.04.10 21:34:57
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