黒米のかきもち



      11月29~30日、村岡おじさんと双子の我娘達とで、奈良県
     天川村洞川(どろがわ)温泉まで、探検に出かけました。その目的
     は、「かきもち」の作り方レシピをゲットすることでした。
     ここの「かきもち」は、前にNHKテレビで紹介されたことがあり、
     いつか自然塾でも「かき餅」を作ってみたい!と思っていたのです。
      そこで、まず、堺の金物屋さんで「かき餅切り用のカンナ」
     を入手。いろいろと話しを伺ったが、所詮、餅は餅屋で、肝心なこ
     とはわからない。やっぱり、行くしかない、、、といっても、知り
     合いがいるわけでもない。
      それでもまぁ~、世の中不思議なもんで、これが、出会えてしま
     うのですよねぇ~。  <詳細は、『洞川探検隊』をご覧下さい> 


     ……「かきもち」を作りたくなった 理由は、、、

      実は、今から5年以上も前に、自然塾で「かきもち」づくりにト
     ライしたことがあります。考えてみればあの頃は、ろくに事前の下
     調べもせず、ぶっつけ本番でやっていましたねぇ。だから、結果は
     惨敗、、、 割れたガラスのように粉々になってしまった。以来、
     「かきもち」は封印していました。
      昨年の春、NHKで「洞川のかきもち」を見て、金物屋さんで「か
     きもち専用カンナ」を発見して、この封印が解かれたのでした。
     あの、油で揚げたときに、ぷわ~~~と膨らむ「かきもち」をどう
     しても作りたい! それも、古代米で試してみたい!その思いが強
     烈に高まったのです。

     ……だから「黒米」!

      そこで、「黒米」づくりに気合いがはいる! 6月、子ども達と
     田植えをする。 ところが、どうも様子が違っていた。葉っぱが白
     く枯れていく、、、が、根は生きている。冷や冷やしながら見守っ
     ていたけど、秋になって、どうにも気持ちが押さえきれず、10月
     中旬「黒米研究の旅」に出ることにした。   「九州放浪旅」だ!
      九州、それも高千穂に行けば、何か手がかりが得られるのでは? 
     ただそれだけの理由で旅に出た。
     <詳しくは、九州放浪旅をご覧下さい>
      この旅は大成果をもたらしてくれた。 
     黒米を栽培されている農家の方と出会うことができました。      


     ……黒米の刈りとり!

      実入りは良くないが、それでも、20kgほどの収穫ができた。
     これを天日乾燥して「もみすり」完了したのが、11月の末だった。


     ……黒米の「もちつき」!

      黒米を1割混ぜた3升のモチをつく。普通のモチよりかなり弾力が
     あって、力がいる。つき始めに塩大さじ1杯、七分ほどついたら砂糖
     大さじ3杯を加える。普通のモチより念入りにつく。これを、型枠に
     流しこむ。二日してひっくり返す。


     ……三日後、薄く切る!

      ここで、「かきもち専用カンナ」が登場!   切ったのを蔵の中
     へ並べ、約一ヶ月乾燥さす。ネズミ対策が必要! 日が当たらず、風
     の動かないところで乾燥させる。


     ……一ヶ月後、油で揚げる!

      低温ナベを110度、高温ナベを180度にする。低温でジワッと
     膨らんだら、すかざず高温に移す。すると、ゥワッと一気に膨らむ!
     きつね色になったら取り出して油り切する。


     ……そして、試食!

      これはなかなかいける!
      この日は、このあと、垂水へ出かけ、天然の海水塩づくりをした。

      できあがった塩をふりかけて食べると、もう最高!

      ただ、使用する油が問題のようです。ALICEさんで「ショート
      ニング」を使った方がいい、と教えてもらいました。
       洞川ではどうしているのでしょうか? 専用の油だぁ~、としか
      教えてくれなかったので、、、

      <終わり>


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