ツナグ手ト手☆

ラルク編



あなた 失われた眺め の中で

空に手をかざす。

その手にはかすかに 死の灰 がすくわれ

それは 風の行方 にさそわれていく。

やがてそれは忘れ去られ、 浸食 された 追憶の情景 に、

鮮やかな を彩ることだろう。

あなたは何か切ないものを見るような目で

僕に振り返った。

ガラス玉 のように透き通り、

透明な瞳は、僕に 永遠 すら 予感 させる。

ただ、 真実と幻想と のなかで

二人肩を寄せていたあのころとはやはり違ったのか、

僕はあなたに何もかける言葉をみつけられない。

あのとき、うららかな空に誘われ、 眠りによせて 書いた

あの 叙情詩 は、確かに あなたのために 書いたはずなのに。

夜想花 の咲く湖のほとりで 接吻(くちづけ) したのは、

ずっと僕らがいっしょにいられるためのおまじないだったはずなのに。

しかし 賽は投げられた のか、もうもどることはできない。

そう、 瞳にうつるもの も、戻すことはできない。

だが、以前流した いばらの涙 も、もう流れることはない。

夏の憂鬱 から、空のさしだす 自由への招待 へ、僕は誘われてしまったのか。

ただ今僕の目にうつるのは死の灰を空にかざし、切ない目で幻想的に僕を見るあなただけだ。

ここはとても静かで、あなたの目に、僕が映っているのがわかる。

それはまるで僕があなたの 瞳の住人 にでもなったかのように、僕には見える。

その瞳の中の僕は、何かゆれているようにも見えた。

僕はそっとあなたを抱きしめた。

心の中であなたにつぶやいた・・・。


もう、 風にきえないで・・・。


・・・さようなら・・。


辺りはとても静かだ・・、僕は 静かの海で あなたを抱いている。


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どうでしたか?ラルク知らない人にはほんと意味不明な作品ですが、
知ってる人にとっちゃあ感動もの(?)ですよ。
けっこー時間かかりました。いろんな歌手の歌詞遊びを書いていこうと想います。
注、花葬は造語のため入れませんでした。


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