オーストラリア

キャンベラ

ではオーストラリアの首都は CANBERRA(キャンベラ) である。
その理由は1901年オーストラリア連邦が誕生した時、首都をどこにするかでシドニーとメルボルンがもめたからだ。
その打開案として両都市の中間、何もないところに首都を作りあげたらしい(笑)。
だから、シドニーまたはメルボルンから車で約3時間のところにある(笑)。
都市を作りあげた建築家はアメリカ人のWater Burley Griffin(ウォーター・バーリー・グリフィン)。
キャンベラはオーストラリアの広大な緑の中に、すっぽり収まっているような世界有数の完全計画都市である。

さてさてオーストラリアに初ホームステイしていた頃、行きたかった都市がキャンベラである。
行きたかった理由…、それは首都だから何かあるだろう…、
…その程度の軽い理由だった。
とにかくオーストラリアはデカイ!
都市と都市の間が驚異的に離れているので、ホームステイ中にメルボルンやアデレードに行くのは不可能だった。
でもキャンベラなら車で3時間、シドニーから南西に約300kmの距離である。
日帰りで行ってこようと僕は密かに計画を立てていた…。

その話をホストファミリーにすると、
「キャンベラ?別宅があるよ。みんなで行くかい?」
…と神様のような答えが返ってきた。
以前の日記にも書いたが、初ホームステイで大当たりの家庭に当たってしまった僕は超~幸せものである。
もしハズレの家庭だったら、他の生徒たちみたいに愚痴ばかり言っていたかもしれない。


さてキャンベラ行きの当日…、
とても広大なオーストラリアの大地を車で走り続ける…。
北海道より広いと感じたのを今でも覚えている(苦笑)。
そんな景色に飽き始めた頃、いきなり整然とした緑溢れる人工都市が出現した。
「キャンベラ」とはアボリジニの言葉で「人が集まる場所」という意味らしい。
人口は約30万人、面積は2400平方キロメートルで東京都とほぼ同じ大きさ。
キャンベラは建築家の名をとったバーリーグリフィン湖で2つに分かれている。
北側のCity Hillには住宅やデパートなど並ぶ。
南側のCapital Hillには国会議事堂や大使館などおもな政府機関が並んでいる。
第一印象は「整然と区画された街並みだな~」という感じだった。

まず観光したのが Parliament House で、現在のオーストラリアの国会議事堂。
首都のシンボルといえばやはり国会議事堂らしい…。
入口ロビーはFoyerと呼ばれていて、床一面に張りめぐらされた大理石、
立ち並ぶ大理石の柱、左右にある階段が印象的だった。
2階には上院と下院の会議場があり、上院はレッド、下院はグリーンにインテリアがまとめられている。
でも思ったよりは小ぢんまりとした会議場だった。

その後、 Old Parliament House 、ヤラルムラ地区などを観光した。
ヤラルムラ地区には各国の大使館が立ち並んでいる。
それぞれの国をイメージした建築物などもあり観光名所にもなっているらしい。

そして National Capital Exhibition グリフィン湖 に行った。
湖には Captain Cook Memorial Water jet と呼ばれる噴水がある。
その高さは147mにもなるという(驚)。
この噴水はキャプテンクックの上陸200年を記念して作られたジェット噴水とのこと。

これはキャンベラの風景として有名。

その後、キャンベラ郊外にある別宅へ…。

年に数回しか訪れない別宅といってもウチの実家より広かった…(汗)。
ここでも個室を与えられ、のんびりと過ごした僕であった。
もちろんタダである…。

翌日、観光したのが Telstra Tower である。

これは標高812mのブラック・マウンテンにある195メートルのタワーで、展望台からはキャンベラの街が一望できる。
ちなみにテレストラはオーストラリアの電話会社である。

(↑展望台から見たキャンベラの街並み)

そして帰り道に寄ったのが Cockington Green
キャンベラの郊外にあるコッキントングリーンという箱庭で、英国各地の風景を正確1/12のスケールで再現してある。

本当に本物か模型かわからないほどよくできていて、

けっこうオージーも器用じゃん!

…と僕のオージー観を変えてしまったほどである(笑)。
そんなわけで週末1泊2日の旅だったが、僕にとっては得るものが大きな旅だった。
でも、まとめるとキャンベラは一度行けばOKである! 以上。


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