余談ですが、The New Yorkerといえば記事と合わせて表紙絵、挿絵の素晴らしさも有名(「ごきげんよう」のスタジオにも表紙が飾ってあるんだよね。確か)。それが最近はiPhoneのお絵かきアプリで作成されているそうな。
The New YorkerのFinger Painting ブログ (作成過程の動画あり)
Sept.28のIssue。短そうだったので「backyard養鶏」に関する記事を("The It Bird")。
この雑誌記事の特徴かもしれないけど、個人的な体験談とリサーチに基づく背景知識の説明がうまくかみ合ってる。ここでは現在のChicken rising(=poultry)ブームについて述べた後(Martha Stewartがきっかけ?)、欧米のchicken/henの(というか、卵を食べるということの)ステータスに関する歴史、そしてライター個人の飼育体験記、という風に話が進む。
日本じゃ家庭菜園がはやってるけど、同じような感覚で欧米じゃ自分の庭で鶏を飼って卵を産ませて食料にする人が激増しているそうだ。掃除やメンテの簡単なプラスチック製の鳥小屋(chicken coop)を通販しており(商品名はEglu。EggとIgluの引っかけ??)、なんとオプションでめんどりが一緒に郵送されてくるそう(ひよこはすぐ死んじゃうし雄雌の区別がわからないから、卵目当てならこっちの方が確実とか)。種入り植木鉢とかとは、発想が1段飛んでる(汗)。
どう考えても、ニワトリたちを生き物としてでなくモノとして商品化しているように思えるけど、企業経営の大量生産用chicken coopよりは、誰かんちの裏庭で卵産む方がのんびりできそうだなあ。まあそこは、犬猫の虐待問題と同じ問題が潜むわけだけど。卵産まなくなったら、殺して食べておしまい、って、今までそういう扱われ方をしていたのだし、その立場は時代とともに人気が上下しても変わらないのかもなあ。
ライターが、病気になってしまったhenを看病し、獣医に連れて行って、とうとう最後は涙をのんで安楽死させた下りは、ちょっと心打たれました。こういう経験をしながら、ありがたく鶏肉を食べ続けるのが健全な生き方なんだろうか…
さらに余談だけど、最近英語でもウラムト(文字の上につく2つの点 ëとか)を見かけるようになった。re-という接頭語の後にeで始まる語が続く場合ね。reëlectionとか。今まで気づかなかっただけか?
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