
先週からTVなどで盛んに言われているけど
当地では今のところ、まだそんな気配は無いみたい
来週の土曜日はもう立春
大寒(1/20)から立春(2/4)までの間が
一年で一番寒いと言われている
これからも、まだまだ寒い日はあると思うけど
一歩づつ春に近づいているみたいで嬉しい
今日は冬のお山を歩いたときに見つけた
ブドウによく似た果実のお話
このちょっと黒光りする房状の果実
一粒一粒は口径が8mmほどのちいさな粒
秋から冬にかけて道端の茂みなどで
こんな姿を見せている
一見、ブドウっぽいけど
ブドウ(ブドウ科)とは全く違う植物
[ アオツヅラフジの果実 ]
ツヅラフジ科の落葉つる性木本「青葛藤(アオツヅラフジ)」の果実
夏にこんなお花を咲かせる
草の一種に見えるけど、木本だから木の一種だそうな
[ アオツヅラフジの雄株 ]
アオツヅラフジは雌雄別株
雌花をつける木と雄花をつける木は別々
[ アオツヅラフジの雄花 ]
白い小さなお花をつける地味なつる草に見える
[ アオツヅラフジの雌株 ]
雄花も雌花も花径が3mmほどでよく似ている
雌花には6個の雌しべがあり
お花一つで6個の果実ができる
[ アオツヅラフジの雌花 ]
未熟な若い果実は淡い緑色をしている
[ アオツヅラフジの若い果実 ]
秋になると果実は青くなってきて
ブドウのような色合いになる
アオツヅラフジの「アオ」は
この時の果実の色から来ていると言われている
別名は「カミエビ」と言われ
「神様」の「エビヅル(ブドウのこと)」の意味で
鎮痛効果などのある生薬として使われるとか
ただアルカロイドなどの有毒成分も含まれているので
素人は手を出さないほうが良いみたい
流石に有毒と言われると恐くて
まだ味見をしたことがない
ただ食べたことのある人の体験談では
ほのかに甘く不味くはないとのこと
[ アオツヅラフジの種 ]
このアオツヅラフジの果実の変わっているところは
その種子の形
まるで何かの幼虫みたい
どう見てもイモムシに見えるよね・・・
冬になってもまだこんなに果実が残っている
毒があるためか
鳥さんなどに食べられることがなさそう
美味しそうに見えるけど
有毒じゃ仕方無いよねぇ
旅する蝶々さんに祝福を ♪ 2023.10.17 コメント(5)
梅雨明け前のお散歩で 2023年 2023.07.18 コメント(10)