鯨神 | メタボの気まぐれ

あの大映の超大物俳優・勝新太郎が唯一出演した
特撮映画が1962年に制作された「鯨神」である。

人を襲い悪魔の化身と恐れられた巨大な鯨は
漁師たちに「鯨神」と呼ばれて
長い間、何百人の命が失っっていった。

鯨神に祖父も父も兄も殺されたシャキ（本郷功次郎）は、
自分の手で鯨神を倒す事を執念に燃えていた。

その頃、村の鯨名主は鯨神を殺した者に、
一人娘トヨ（江波杏子）と家屋敷田地名跡を与えると宣言した。

次に名乗り上げたのは紀州から来た男（勝新太郎）である。

シャキを密かに愛するエイ（藤村志保）は、
彼が鯨神を倒しトヨと所帯を持つ事を目的ではないかと心配した。

しかしシャキの目的は一家の復讐の為だけであり
死ぬつもりで鯨神に挑むのである。

やがて鯨神が和田浦へ向って全速力で
やってくるという情報が入った。

船出の前日、紀州男は「俺に一番刃刺しをゆずれ」と
シャキに迫るが彼は応じない。

九艘の勢子船と二艘の双海船は
一世に浜を出て鯨神撃退に向った。

鯨神2.jpg

スピルバーグが「ジョーズ」を制作し
内容も「鯨神」に近いニュアンスとなり

また音楽も「ジョーズ」は日本の「ゴジラ」のテーマを
意識し作曲したという説が濃厚とファンの間では語られました。

ちなみに「鯨神」の音楽を作曲したのは

クライマックスの勝新太郎と鯨神の対決は
迫力ある特撮シーンで定評があり

特撮を経験した超大物俳優は
東宝の三船敏郎
東映の萬屋錦之介
大映の勝新太郎の３人で

唯一、特撮を経験していないのは
日活の石原裕次郎だけでありました。