妖怪大戦争 | メタボの気まぐれ

1968年に公開された「妖怪大戦争」は
大映妖怪シリーズ第2弾であります。

徳川家重が将軍だった江戸時代、
古代バビロニアのウル遺跡より凶悪な吸血妖怪ダイモンが
4000年の眠りから目覚めてしまう。

雷鳴と共に日本に飛来したダイモンは伊豆の代官、
磯辺兵庫（神田隆）を襲って憑依した。

代官に成り代わったダイモンは悪行の限りを尽くし、
人々を恐怖のどん底に落としてゆく。

悪変した代官の正体が妖怪であると見抜き
仲間の妖怪や知り合った人間の若者達の協力を仰ぎながら、
ダイモンを日本から追い出す作戦に出た。

妖怪・古狸と雲外鏡は二の矢をダイモンに向けて放つが
呆気無く敗れ、散々な目に遭わされてしまうのであった。

妖怪・油すましは日本妖怪の名誉を守る為、
日本全国の妖怪に招集を掛ける事にした。
これに応えて海・山・河から無数の妖怪達が集まってくる。

そして小さく力弱くはあるが結束力に富む日本妖怪達は、
強大・凶悪な西洋妖怪ダイモンに決戦を挑むのだ。

この映画が公開された1968年は怪獣ブームに次ぎ

「ゲゲゲの鬼太郎」「河童の三平」「妖怪人間ベム」が
人気を博していた頃で、アニメではなく
実写で見る妖怪たちは子供たちの人気となり

そのリアルさから映画はヒットし
それまで妖怪を扱うと縁起が悪いとされてきた

また千絵役の川崎あかねは本作品がデビューであり
大映倒産後は松竹に入社し映画祭の新人賞を受賞する。

現在は京都の東映撮影所の近くにある
居酒屋を経営しているそうです。