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2012.01.10
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カテゴリ: 映画
すてごろ.jpg


真樹日佐夫の自伝「すてごろ懺悔 あばよ青春」を
2003年、梶原一騎ブームに乗る形で映画化されたのが
「すてごろ 梶原三兄弟・激動昭和史」である。

戦後、低迷期だった昭和20年代
後の梶原一騎こと高森朝樹(奥田瑛二)
弟で後の真樹日佐夫こと高森真土(哀川翔)
三男の高森日佐志(久ヶ沢徹)の三兄弟は
青春時代を来る日も来る日も
喧嘩に明け暮れる日々を送っていた。


大手出版社の中央公論社を経て
改造社で編集者としての辣腕を振るっていた。

息子たちが尊敬する父・龍夫の周りには
いつも永井荷風や谷崎潤一郎ら
文豪たちからの礼状などが散見された。

昭和33年、龍夫は病で57年の生涯を閉じた。
当時、朝樹は既に梶原一騎のペンネームで
少年誌に読み物を書き出しており、
もの書きとして本腰を入れ始めていた。

真土もそんな兄に影響を受けて
文章修行に精を出すことになった。


大スターである力道山から
梶原に電話が入ったのも、その頃であり
いつしか梶原は彼が生きる昭和という時代をも
牽引する役目を果たし始めていた。

その時「少年マガジン」編集長・牧野武朗(内田裕也)と

一時代を築いた男たちが兄弟二人の前に現れ始める。

昭和40年代を迎える頃、
真樹と梶原の道は少しずつ離れ始める。
極真会館・大山倍達(真樹日佐夫)の元で空手を学び
彼はまた漫画原作者に加えルポライターの道も歩み出した。

一方、兄・梶原は後の代表作となる「巨人の星」で
少年マガジンの発行部数を当時としては
奇跡的な100万部にまで押し上げており
脚光を浴びる兄の光の陰で真樹は葛藤していた。

だが真樹は寝る時間も惜しんで書き上げた作品
「兇器」で見事オール読物新人賞を受賞する。

兄弟揃って手に入れた文壇での
もの書きとしての成功はしたものの
二人には幾つもの試練が待ち受けていた・・・

真樹日佐夫.jpg

この映画は真樹日佐夫の人生を描いており
小説家としてだけではなく
喧嘩に明け暮れた日々も描いており

プロレスラーのバディ・オースティンと
梶原兄弟の喧嘩エピソードや
東京・蒲田でバー「モンテクリスト」を営んだ頃の
みかじめ料の支払いを拒んだ事が原因で
兄の梶原一騎と共に地元のヤクザとケンカして
20人を相手に一人で立ち向かった事も描かれている。

ちなみに“すてごろ”とは喧嘩に武器は一切持たない
素手の喧嘩の意味である。

2011年初頭に話題となった「タイガーマスク運動」に際しても
「(兄)梶原一騎があの世から姿を変えて
この世に伊達を遣わせているんじゃなかろうか」と語り
名も知らぬ“伊達直人”に感謝の念を語っていました。

しかし2012年1月2日、神奈川県の逗子マリーナにある
自身所有のヨットへ乗船しようとした際に倒れ、
病院に救急搬送されたものの、
そのまま帰らぬ人となった。

享年71歳
その“太く長く”生きた人生は波乱に満ち
世に多大なる影響を与えました。


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Last updated  2012.01.10 22:25:14
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Re:すてごろ 梶原三兄弟・激動昭和史(01/10)  
てらま  さん
梶原一騎さん
御兄弟そろって劇画のような人生なんですね… (2012.01.10 22:42:03)

あーあ、真樹さんも逝っちまったあーい。  
sudo さん
真樹さんのことは「ワル」で知り、「夜のジャガー」「けものみち」などアウトローを主役とした作品が多く、とくに空手を開始してからは彼が極真の師範代としての体験を踏まえた暴露本を多く購入し、楽しませてくれたもの、トレードマークのヤッチャンスタイルは真樹さんなりのダンデズム、素顔は真面目な人ではなかったかと思われます(無論、通常の真面目とは異なりますが)真樹さんは亡くなる直前まで稽古を欠かさず、稽古納めの終了運動を指示している姿がネットにアップされていました、1月5日、その映像のコメントを見て、1月2日に亡くなったことを知り愕然としたもの、真樹さんについて色々言われてはいますが、71歳になっても空手の稽古を欠かさなかったというのは、まさに立派としか言いようが無い!人間的にも魅力的であったからこそ、彼の周りには色々な著名人が集まってきたのでは?と思います、この映画、すてごろ、兄である梶原一騎役には萩原健一がやる予定だったそうですが事情によりキャンセル、奥田英二が見事に演じています、ごろをまく、喧嘩をするという意味ですが、今は使わないなー(笑い)うーんにしても残念だなー、80歳以上はいけるんじゃーないか?と思っていましたがねー。 (2012.01.11 19:52:49)

Re[1]:すてごろ 梶原三兄弟・激動昭和史(01/10)  
上段タロー  さん
てらまさん
>梶原一騎さん
>御兄弟そろって劇画のような人生なんですね…

確かに劇的な人生を送ってこの世を去りましたよね。

合掌

(2012.01.11 20:58:53)

Re:あーあ、真樹さんも逝っちまったあーい。(01/10)  
上段タロー  さん
sudoさん
真樹日佐夫は空手関係者から批判が多かったものの
耐えて我慢した作家でもあり、空手家でもあった事もあり

私的には兄は自由奔放
弟は我慢強いイメージでした。

(2012.01.11 21:06:11)

兄と違い名誉段ではなかった真樹さん、  
sudo さん
梶原一騎の弟で名誉段で実力5級だ!などと陰口があったもの、しかし、極真会100人の強豪にも真樹日佐夫は名誉段でなく実力で昇段したと記されています、支部長の合宿にも参加しており、1日4時間稽古したとか、私は仕事をしながら稽古を継続することがいかに大変か、身を持って知っております、まあー大山先生がいくら柳川先生の意向とはいえ、弱い者を本部師範代にするわけないですしねー、あの渋い(じーさん声)が聞けないと思うと寂しいですなー。 (2012.01.11 22:39:35)

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