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2020.07.21
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1981年、鶴屋南北の四谷怪談を青春群像ドラマとして
蜷川幸雄が映画化したのが「魔性の夏 四谷怪談・より」である。

ある夜、伊右衛門(萩原健一)は自分の旧悪を知っている
妻・いわ(高橋惠子)の父・四谷左門(鈴木瑞穂)におどされ、
闇討ちにした。

その頃、伊右衛門の仲間の直助(石橋蓮司)は恋の遺恨から、
佐藤与茂七(勝野洋)を殺そうとした。

しかし殺されたのは人違いで与茂七の仲間だったが、
直助は気づかなかった。


父や良人を失って悲しむが、伊右衛門と直肋は、
何喰わぬ顔で仇討の助太刀を約束する。

そんな生活の中で、伊右衛門は隣家の伊藤喜兵衛(内藤武敏)の
娘・うめ(森下愛子)と恋仲になっていった。

喜兵街は娘可愛さから、いわに毒薬を飲ますように
伊右衛門をそそのかす。

乳の出る薬と信じて毒薬を飲んだいわは、醜悪な顔と化していく。

さらに伊右衛門は岡場所の主人・宅悦(小倉一郎)に
間男まですすめ、うめと祝言をあげてしまう。

そして、怨みの中で死んだいわを、
伊右衛門は戸板に打ちつけ、川に流してしまう。


喜兵衛、うめにとりつき始めた・・・

この映画は、ストーリーは原作に忠実ながら、
キャラククターや台詞に現代的な視点を取り入れた、
一風変わった青春映画として見られる作風となっている。


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Last updated  2020.07.21 20:00:07
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