東奔並走。

東奔並走。

2023.12.25
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テーマ: 城跡めぐり(1259)
カテゴリ: お城・お寺 etc
佐賀には100名城、続100名城のうち5つの城跡がある。
このうち、福岡県との境にある基肄城(きいじょう)を除く4つの城跡を訪問した。
・佐賀城
現存建築物としては鯱の門及び続櫓、本丸御殿の一部である御座の間だが、天守台や石垣、堀、土塁など綺麗に整備された遺構を見ることができる。
本丸御殿も一部復元され、歴史博物館として「無料」で公開されているのは嬉しい限りだが、全てを復元しておらず、一部は平面で表示されている。予算の関係らしいが、中途半端なままで終わってほしくはないな。

現存の鯱の門
脇扉の上部には佐賀の乱の際に打ち込まれた鉄砲痕がある
本丸御殿玄関
内部は畳敷きで、いろいろなイベントにも使えるようになっている
現存の御座間内部。鍋島直正パネルと記念写真が撮れるようになっているが、微妙な感じだ
御座間外観。復元建築物との調和がとれているので一体感がある
天守台。そばに行くとこの上に建物があれば結構な大きさだろうと実感できる

・吉野ヶ里遺跡
およそ城跡とはイメージできないが、環濠集落としての防御性を備えた遺構から古代の城郭として認定されたのだろうか。戦国期の城跡をイメージしていると違和感があるが、弥生時代あたりの自分達のムラを守るため堀や柵を巡らしたのだろう。
当初は竪穴式住居などの復元遺構がある遺跡公園としてサッと見ておけばいいかという思いだったが、見ていくにつれ次第に引き込まれ、その規模や当時の生活など窺い知ることができ、サッとどころか、ジックリと見入ってしまった。
ここは見応えがあり、行く価値がある場所だ。

当時の天守に相当するのだろうか。主祭殿。内部には祭礼の様子を人形で展示している
物見櫓。すげての櫓に登ることはできないが、一部階段があり、展望できる
城下町のようなムラを再現している。一軒一軒内部を見ることができるがほぼ同じ造り


ん〜、遠くからの見栄えはいいのだが、模擬天守はねえ。その他の建築物も体裁は整っているが、コンクリート建物だし、何だかなあ。
その中で、復元されたという三ノ丸辰巳櫓は、本丸からずいぶん離れた場所にポツンとあるが、往時の面影を残しているかのようで街中にあるにもかかわらず雰囲気は良かった。

松浦川河口にかかる城内橋から定番の構図
見た目はいいんですけどね。模擬ですからね
三ノ丸辰巳櫓。離れた所にひっそりとある。現存ではなく、復元ですけど
三ノ丸辰巳櫓から天守側遠望

・名護屋城
秀吉の朝鮮出兵の拠点となった城跡。石垣は残ってはいるが結構破却されている。とはいえ綺麗に整備はされており、協力金という名の入城料100円を払うと付いてくるパンフの順番に従って巡るとくまなく見て回れる。

大手口。きれいに整備されている。破却された状態も悪くない
遊撃丸跡から天守台を望む。壮麗な石垣があったんだろうが、盛土状態
天守閣跡碑。展望はいい
二ノ丸船手口付近にある石垣。当時はこの上に土塀か多門櫓があったんでしょうね



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Last updated  2024.01.13 09:02:00
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