ドえすの株日記 (感謝してます)

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第2話 資質への覚醒



危険への予知

打つ手が早い。
見切りが抜群。
凡人が打てば、三色に未練を残すが、
このガキはそんな未練が、どれだけ自分の足を引っ張るか、
よく知っている。
感度の差

照準の付いているライフルと粗悪な改造銃で撃ち合いをしているようなもの。
文句無く射殺される。

賭博とは、賭けるものが有るか無いかで、決定的に勝負の質が変わる。
賭けているものが無い時、勝負を制するのは、センスと集中力。
しかし、
賭けた物が有る場合、それらの能力だけでは絶対に勝てない。
いくら相手の手の内が読めても、その読みを自分で信じられなければ無意味。
その読みに、自分の命運を預ける器量が無ければ無意味。
つまり、
己が能力を信じる心、魂が問われてくる。

しかし、
心が弱い方に傾けば・・・
だが、アカギは迷わない。

完全に迷いを見切っている。

的確な読み。それをプレッシャーの中でそのまま発揮できる強い心。
アカギシゲルの、最も傑出した才能・資質は、自分の判断を信じる才能・揺れない心。




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