ネットトレード研究記録と日々雑感~いつかきっと

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2007.03.25
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カテゴリ: ヨーロッパ映画
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天使の肌 2001/フランス

いまのところ自分の中では今までで一番良い映画です。役者・映像・音楽全てが良いです。最後は涙が止まらなかった。何度も泣かされた作品はあったけど、ここまで泣いたのははじめてという作品。

実は結構自分としては長く上手く書いたあらすじが更新するときなぜか全部消えちゃった(楽天ブログは結構これがあるから困る)。もう思い出して同じこと書くのなんて無理だから・・・

てことですいませんが、詳しいことは題名で検索するか、実際にみてください(←これが一番良いんですけど)

これはほんとに見て欲しいです。絶対後悔しないという自信があります。それくらいいい。

やっぱりちょっとでもあらすじ書きたい。

とある貧しい田舎の家庭に生まれたカトリックのクリスチャン(と思う。内容から)である女の子がいた(主人公:アンジェル)彼女はとある母親は亡くなったばかりで落ち込んでいた青年(グレゴワール)と出会う(この青年というのがかなり自分としては好きになれない人物。後半になるとますます)。ある日2人は一夜をともに過ごすことになり、青年が彼女を抱擁しようとするが彼女は必死に拒む。結局その一夜を過ごしただけで2人はそれぞれ別れることにする。青年のほうはそのときはたんなる一夜の慰めとしか考えていなかったが、彼女のほうは生まれてはじめて男性に対する愛情を持つ状態になったのだろう。そしてその後青年はとある大会社の社員になりそこの社長令嬢と結婚するようになる。一方彼女は別のとある家庭でお手伝いさんとして働き始めたが、そこでご主人が奥さんを殺してしまう事件が起こり、彼女が殺人の共謀の疑いで収容されてしまう。収容所で面会人の希望として彼女が出したのが以前一夜を共にした記憶のあるあの青年。ところが青年は「もう過去のこと。知らない」と一時は見て見ぬフリをするが、彼女の弁護人からの強い要請もあり、結局青年は彼女に会いに収容先まで面会することになる。久しぶりに再会する2人。しばしの沈黙のあと青年が「一緒に来るといったら来るかい?」といったが、彼女は首を振り「でも、あなたのことは愛してるから」と一言・・・これは敬虔な彼女にできる精一杯の愛情表現だったのだろう。しばらくして彼女に無実に判断が下り、収容所を出ることになるが、彼女はその収容所の隣にある修道女の生活している建物で働くことを決意する・・・(これはなぜか?私見だが数々の外界での理不尽な出来事を経験したことでこのとき彼女は外界との断絶を意識していたのかもしれない。そうすることで彼女なりの純粋さを全うしようと決断したのだろう)修道女は収容所敷地内に植えている花の種が花開く時までと・・・そして花は咲き開き彼女は収容所の人達や障害を持った子供達に花をわたしはじめる。その最中、彼女は階段から足を踏み外し草の上に倒れながらかすかな意識で青い空をみつめながら「子供たち・・・音楽・・・グレゴワール・・・」とつぶやきながら死んでしまう(このシーンが一番せつない。上の2番目の写真の下のもの)この後が納得できないんだが、青年のほうは子供を産み、自分の母親の墓へ見舞いにいく(なぜ彼女のところへいかないんだ。つくづくひどい男だ)エンディングテロップが流れておしまいとなります。

上の文でもうまく言い表せません。言い表しにくい。これは無理だ。言葉だけでなく、流れ、雰囲気で感じられるものもちりばめられている。フランス映画らしいです。やっぱり見て感じてもらうしかないです。

女の子の設定年齢は17歳くらいだそうです。たった一度のはじめての恋。そしてそれははかなくも果たせず彼女は若くして死んでしまう・・・一方、出会った人は幸せになっていくというこのせつなさ・・・これがほんとにやさしくて良い子なのに彼女かわいそうなんです。








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Last updated  2007.03.25 06:28:49
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