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海外株、為替など市場関係者の意見をいろいろ。前後は無関係。順不同。
情報源はWall Street Journal、ロイター、Bloombergなど。
(米株)市場関係者のコメント:
● PNCアセット・マネジメント・グループの首席投資ストラテジスト
、ビル・ストーン氏は
「 決算発表に注目が集まることは間違いない。投資家は、欧州の経済的混乱によって企業業績
がどの程度のダメージを受けたのかを数字で把握しようとするだろう 」と話す。
●S&P500種指数を構成する企業の第4四半期の1株当たり純利益は前年同期比で11.4%の
増加が予想されている。 ファクトセット・リサーチの上級業績アナリスト 、ジョン・バターズ
氏によると、第3四半期の16%増から鈍化することになる。 バターズ氏によると、第4四半期
の予想は過去3カ月の間に19%近く引き下げられたという 。 素材、電気通信、金融の各セクタ
ーの引き下げ幅が特に大きかった 。 売上高は第3四半期の11%増に対し、第4四半期は
第7.1%増と予想されている。
● モーニングスターで株式調査部のアソシエイト・ディレクター のジム・シネガル氏は、企業の
業績は事前に予想がつくが、欧州問題はまだ全く先が見えないと指摘する。先行きが不透明
だからこそ、欧州問題が市場に与える影響は拡大する可能性があると、シネガル氏は言う。
● リッジワース・キャピタル・マネジメントのシニアストラテジスト 、アラン・ゲイル氏は
電話インタビューで、 雇用統計について 「 堅調だったことは間違いないが、大きく驚く
ような内容ではない
」と指摘。
「 失業率の低下は朗報だが、労働力人口の伸び悩みを反映している可能性があり、政策面での
課題がまだ多いことを示唆している
」と付け加えた。
(欧州株)市場関係者の意見:
●ニューフリズOBC(パリ)のファンドマネジャー、エマニュエル・スープル氏は「米国が
全世界の問題を取り除くことはできない」と指摘。「 欧州の問題は慢性的なものだ。米国
での改善が予想されても、それが国外まで及ぶことは意味しない。慎重姿勢 で いるのが一番」
と付け加えた。
●ETXキャピタルの独セールズ・トレーディング部長、マルクス・フーベル氏は「好材料の大半は
過去数日間で織り込み済みで、 市場の注目点は来週から始まる決算シーズンに移行しつつある」と
指摘。「米経済はよい具合に持ちこたえているが、企業収益は今のところ、そうした経済の動きと
一致していないようだ
」と述べた。
●9日はサルコジ仏大統領とメルケル独首相が今月末に開催される欧州連合(EU)首脳会議を
前にベルリンで会談する。 12日には欧州中央銀行(ECB)が政策理事会を開く。政策金利
は据え置かれる見通し。 コメルツ銀行のエコノミスト 、マイケル・シューバート氏はリポート
の中で、ECBが前回の会合で総合的な量的緩和措置の実施を決めたことを指摘 、12日の
会合では現状維持を決定することが確実との見方を示した。しかし、シューバート氏は
今後について、 ECBは「あらゆる選択肢に可能性を残すだろう 」と述べた。
(為替)市場関係者の意見:
● ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト
、ヴァシーリ・セレブリアコフ氏(NY在勤)は「 ユーロは
リスクテーク志向の変化に対する連動性が薄れつつある
。過去2年間は、米経済統計が好調だ
とリスク志向が高まりユーロが買われていたが、こうした動きに変化がみられる」と指摘、「この日
は好調な米統計を受けてユーロが対ドルで下げている。こうした動きはしばらく、市場の主要
テーマとなるだろう」と続けた。
● シティグループのシニア為替ストラテジスト
、グレッグ・アンダーソン氏(NY在勤)は「慎 重さが
相変わらずのテーマだ」
とし、「雇用統計が堅調であることは概ね予想されていた。従って他の
問題が市場に大きく影響する余地がある」と述べた。
● ミラー・タバクの経済担当チーフストラテ
ジスト、アンドルー・ウィルキンソン氏(NY在勤)はこの日
の雇用統計を受けて、「 量的緩和について行われている議論が下火になるだろう」とし、「米経済
が強さを取り戻すにつれ、世界の成長をめぐる不安は幾分か和らぐことが期待される。ユーロは
現時点で独自の世界にとどまっている」
と語った。
●来週はイタリアとスペインが国債入札を実施する。ユーロ加盟国の資金調達状況を占う試金石
になるとして、市場の注目を集めている。 野村証券の外為ストラテジスト
、チャールズ・アーノウド
氏は「ユーロは来週も下落する公算が大きい」と予想。
市場では、特に2012年の最初の4カ月で
約1000億ユーロの国債償還と利払いを抱えるイタリアの資金調達コストに対する懸念が出ている。
ユーロ圏の国債の入札に加え、ユーロ圏債務危機に対しどのような対策が打ち出されるのか
見極めるため、9日の独仏首脳会談にも注目が集まっている。
NY原油。
●BNPパリバ・プライム・ブローカレッジ(NY)のディレクター、トム・ベンツ氏は「 ユーロ
の下落で 市場は神経質になっており、原油安につながっている 」と指摘。「イランをめぐる懸念
で今週は 上昇したが、この日はさほど材料視されていない」と述べた。
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金。
●商品ブローカー、インフィニティ・トレーディング(オレゴン州)のフェイン・シェーファー社長は
電話インタビューで「欧州を要因にドル買いが優勢になっている」と指摘。「米国の雇用統計が
堅調だったことも一段のドル上昇につながった」と述べた。
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