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Pecky みどり

Pecky みどり

2006.08.20
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カテゴリ: 読書感想文
 ちょっと前に読んで感想書くほどじゃないなぁと思っていたのですが……。

 推理小説として読んだ場合、トリックも何もない。事件は強引で謎解きに目新しい試みもない。出来の良い推理小説とは言えないでしょう。ただ、長いシリーズ物の最新刊なので、おなじみの登場人物が出てくるという安心感は十分にありました。
 となると、トリッキーな部分ではなく、人間関係や事件が起こった環境や雰囲気で読ませるのかと期待しますが、それもチョット……。事件背景は理屈っぽさを感じさせる癖に、蘊蓄好きの私には説明が温い。頑張って理屈を説明してくれるのに、納得いかなかったら「嘘でしょう」と思わせられたりするのです。
 小説だから、ノンフィクションなのだから、嘘っぽさはあって当然だと思います。そうは思うんだけど、気付いていても楽しめる嘘と、興ざめとなってしまう嘘とがありますね。今回はその境目にあったと思います。
 舞台設定や雰囲気だけどみるなら「孤島パズル」に似ているのですが、「孤島パズル」がちょっと切ない雰囲気を持った本格ミステリだった(と思う)のに対して、『ちょっと切ない』も『本格ミステリ』度も下回っていたと思います。

 今、かつてのような新本格ブームでもないし、本格ミステリの作家たちの活躍も目立たない中で、どうしても有栖川氏に期待してしまうのは、新刊をいいペースで出してくれるためもあります。いいペースで出せるってことは売れているってことなんだろうけどね。
 出来れば、期待したいんだよ。

 次回作も買うと思います。期待しているから、良いものを読ませて欲しいなぁ。

 でも、期待度を除いて普通に読めば、まぁまぁかな。






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Last updated  2006.08.20 13:59:21
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