1位ロシア 2位カナダ 3位アメリカ
日本は4位、決勝に進んだもう一国はイタリア(5位)ということになります。
・3位には何が必要か
自力での得点上積みの可能性は女子シングルが1位になった時の+1点だけです。
日本の男子は1位、女子2位としての集計なので、大きな上積みはペアとダンスなのですが、ペア・ダンスともに決勝に進む4国と日本には実力差がありすぎて順位が不動です。
なお予選通過しない国はフリーの得点が得られないので、ペア・アイスダンスは6位以下にもなりません。戦う前から順位決定しているようなもの。両組ともフリーは個人戦の予行演習のような位置付けになるため、団体戦ではショートのみに集中して臨むことになります。
+1では上位3国とはまだ差があります。日本の表彰台は他力本願で、米露加のうちどこか一国が集中的に順位を落とす必要があります。
このうちカナダはすでに試算自体で種目ごと僅差負けしていますので、さらに順位を落とすことは考えられません。
日本3位の可能性は、ロシアが計5つ順位を落とす・・・男子シングルでアメリカに競り負けかつ女子シングルで4位に落ちかつダンスでイタリアに競り負ける。プルシェンコ選手vsアボット選手、ソトニコワ&リプニツカヤ選手の調子、ボブロワ&ソロビョーフ組vsカッペリーニ&ラノッテ組次第。
または、アメリカが最低1種目で順位を落とす・・・女子シングルでイタリアに負けるか、アイスダンスでカナダに負けるか。アシュリー・ワグナー選手vsカロリナ・コストナー選手、デイヴィス&ブラウン組vsヴァーチュ&モイア組(個人戦金メダル争い前哨戦です)次第。順位点で並んだ場合、一位を二つ取った方が上になるため、男女シングルともに1位をとることが前提になる日本は、同点でも上位になります。
・日本が順位を落とすケース
まず、決勝に残るイタリアが3つ以上順位点を上げる場合に、逆転され3位を奪われる可能性があります。2つだけ上げて同点に並んだ場合は日本が残ります。
考えられるのはアイスダンスでカッペリーニ&ラノッテ組が一つ順位を上げることや、カロリナ・コストナー選手が大当たりして女子シングル1位か2位を取るケースです。
それ以上に可能性があるのは、日本の予選落ちです。日本は予選の順位点合計で、6位中国と2点しか差がありません。合計で3つ順位を落としたら予選落ちになります。
危険な種目は女子シングルです。日本女子シングルは予選1位を見込んでいますが、全種目の中で女子シングルのショートプログラムは最も、変動がある割に上位下位のスコア差が小さく、実力者でも失敗すれば大きく順位を落としやすい種目です。中国李子君選手が1位を取ると、浅田選手の4位以下で順位が逆転。イタリアにも1点足りず予選落ちです。3位なら同点ですが、男子シングルで1位を見込んでいる日本が上になりしのげます。
男子シングル・ペア・アイスダンスはスコアに差があるので、大きく順位点を失うことも得ることもなさそうです。
追記:決勝の団体順位決定方法について、NHKにて違う方法の説明がありました。予選についてはどうぞご参照ください。
追追記:上記のうち、決勝の団体順位決定方法が違っています。
一昨昨年末の国際スケート連盟のルール書から計算していましたが、補足ルールがあるようです。見つけられませんでした。
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