かがままのノホホン生活

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チューブ留置手術


素人ママの解説なので、間違っていることがあるかもしれません。
どうぞご参考程度に。

1歳の時に留置したチューブは、鼓のような形をした小さい小さい
チューブでした。鼓膜に垂直方向に刺す形で留置しました。
これで、中耳と鼓膜の外側との間で換気できるようになり、仮に
中耳炎にかかったとしても中耳の内圧があがることがなくなるため
痛がらなくなります。
中耳たまった膿や滲出液も、チューブをつたって鼓膜の外に耳垂れ
になって出てくるのできちんと中耳炎が治ります。
手術自体は簡単で、耳に液体の麻酔薬を入れ10分くらいおいて、
その後鼓膜切開を行い、そこにチューブを挿入します。
それでおしまい。全部で1時間くらいでした。

チュービング手術を行う前は、鼓膜切開をして膿などを出して
いましたが、膿が出切ってしまう前に鼓膜が閉じて再生して
しまうため、残った膿がまた悪さをし中耳炎を繰り返すという
悪循環に陥っていました。

このチューブは、早ければ3ヶ月くらいで自然と脱落してしまいます。
もってせいぜい1年くらいでしょうか。みーたんは半年くらいで
片方が脱落し、もう1度入れたり抜けかかっているのを押し込んだり
しながら1年弱やってきましたが、とうとう両耳はずれてしまい、
2歳でもう1度手術をするまでの約4ヶ月の間、また中耳炎を
繰り返すようになってしまいました。

2歳で受けた手術は、力がついて動いてしまうため、全身麻酔で
行う必要がありました。入院も大変だし、麻酔するために行わ
なければならない検査がたくさんあって、そのたびにとても
可哀相なめにあわせてしまうので、今後はなるべく手術の回数を
減らすために抜けにくいチューブを入れてもらうことにしました。
T字型のチューブで、最低1年は抜けない、通常3年くらいは
もつものです。

基本的には1歳で受けた手術と変わりませんが、全身麻酔のため
手術に2時間くらいは要しました。検査も血液検査、心電図、
レントゲンなどなど・・・どれも怖がってかわいそうでした。
術後も血圧などいろいろあり、もうすでに怯えている状態で
白衣の人に触られなければならないので、それはそれは
大きな声で泣き、暴れました。見ていられないくらいでした。

このチューブは抜けにくいというメリットがある反面、鼓型のものより
T字の部分がより大きく鼓膜に接触するため鼓膜に負担がかかります。
そのためあまり入れっぱなしにしておくと鼓膜が厚くなり、
音による振動が鈍くなり難聴を誘発します。
なので、頃あいを見て抜かなければなりません。2年後か、3年後
か。。。タイミングは非常に難しいです。
なぜなら、ちょうどその頃アデノイドが大きくなる4歳くらいに
差し掛かってくるからです。一度抜いてみて、だめならまた
手術をしなければなりません。

中耳炎は、放っておいたり繰り返していたりすると難聴に
なりやすくなりますが、チューブを入れてもそのリスクは0には
ならない。でも繰り返すよりは入れたほうがいいので留置する、
というような感じです。
だから、難聴にならないように治療し、難聴にならないように
チューブを抜いてやる必要があるのです。

ちなみにチューブ留置中は、プールやお風呂で潜ったりはしない
ようにと言われます。
チューブをつたって内部に水が入ってしまうからです。
でもチューブの穴は1mmくらいの直径。表面張力で思っている
よりは水は入らないようです。日常生活レベルでは、あまり
神経質にならなくてもいいようですけどね。



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