妖陛の蜻蛉日記

ヴィドール「逆・美人局」渋谷O-EAST

CD発売記念公演「逆・美人局」 渋谷O-EAST


set list
1.マユラ↓↑ピサロト
2.僕、僕。
3.逆ギレ
MC
4.新聞マスコミ関係者の方へ…
5.偽リノ錠剤
6.Route「U」
7.マリッジブルー~12月25日血痕死期にて…~
8.オカルトプロポーズ
MC
9.我輩ハ、殺女成リ…
10.peko-crash-trap
11.…サンガコロンダ!!
12.とりかぶと

ビデオ~ヴィドールハーツ~

EN1
13.人間界TV
14.透明ナカゴ
15.平和ノ謡~ヨウコソ人形館ヘ!~

EN2
16.ギザギザハートの子守唄
17.ワイセツ人形


開演は18時半だったが、なかなか始まらない。
19時も近くなった頃、ようやく場内の明かりがなくなり、幕が上がる。
前回とは対照的にノリノリな「マユラ↓↑ピサロト」でスタート。
聴きやすいこの曲は人気が高いのか、多くの人がサビで手を左右に振っていた。
続く「僕、僕。」でさらにヒートアップしていく。
この曲は、ロリの衣装なのに激しく弾くラメのベースが印象的でもあるが、ジュイと揃って敬礼のフリを多くの人がしているところが"僕(しもべ)"っぽくてこちらも印象深い。笑
「逆ギレ」でも会場のノリノリさは続く。
3曲すむと、「ヴィドールです」とMCにはいった。
ジュイ「えーっと、実は今日初めてEASTに来たんですけど、観るのも演るのも初めてで、最初すっごく緊張したんですけど…幕が上がった時にはもうそんな緊張はなくなってて、いつもどおりのライブをやれると思うんで…。ヴィドールの真髄は暴れるところにあるんで…今日はたくさん暴れて帰ってください!!」
そういうと「新聞マスコミ関係者の方へ…」でライブを再開。
この曲はモッシュをするとこのことだけど、最初の曲に比べて客に戸惑いが感じられた。
それでも曲が続くにつれて徐々にはっちゃける人が増えていく。
それだけこの曲に魅力があるからだろうか。
でも、やはりこの難しいメロディーを歌い上げるジュイは流石だなぁ!と思った。
「偽リノ錠剤」で場内をグロテスクな雰囲気へと変えた。
毎回思うんだけど、最後のサビ前でのマイクレスで歌うジュイはホント凄い力をもってると改めて思った…だって鳥肌がたつんだもん。
震えるよ?ホント。
ゾクゾクッとしました。
そのままの暗い雰囲気は「Route「U」」へと引き継がれた。
気だるい(笑)雰囲気もありつつ、妖しげにギターを弾くヒデがなんともいえない。笑
そんな雰囲気は次のSEで俺の期待を高めた。
「マリッジブルー~12月25日血痕死期にて…~」だ。
このSEはマキシ『オカルトプロポーズ』の1曲目に入ってるやつなんだけど、このSEの後には…
やはり「オカルトプロポーズ」だった!!
一瞬にして雰囲気が変わった。
キャッチ-なメロディーでも悲しいグロテスクさもあるヴィドールの代表曲はやはり確固たる位置にあるような気がした。
ふと思ったのが、アレンジが元も戻った?ような気がした。
以前ライブで聴いた時はギタァがホヮンホヮンいってて、なんか違和感を感じてたんだけど、今日のはそんなことなく今まで音源で聴いていたのとあまり変わりがなく、なんか嬉しくなった。
間奏ではヒデとユキネが背中合わせになって中央でギタァを奏でるのも印象的だった。
続くMCでは『我輩ハ~』の話になった。
ジュイ「…先日新しくマキシを出したんだけどこの曲は、暗い詩を明るい曲に乗せたら少しは楽しくなるかなっていう、そんな安易な考えで作ったんだけど…。そう、知ってた?暗い時には暗い曲を、楽しい時には楽しい曲を聴くと良いんだよ。って当たり前か(笑)楽しい時に暗い曲を聴くやつはいないか(笑)えっと、次に演る曲ではみんなで声を聴かせて下さい。」
そういって始まったのは「我輩ハ、殺女成リ…」。
"一同、礼"から始まるこの曲は、まるで一つの発表会のようにも思えた。
サビではオーディエンスに合唱を求め歌わなかった部分もあり、オーディエンスも歌うのかな…?と思ったら、聴こえてきた声はちょっとちっちゃかったかな…?
やはり女性での合唱って感じですねぇ。
ヴィジュアル系で男も混じって合唱なんて流石に恥ずかしいか。。。笑
それ以前に、この曲は合唱向きではないように感じるんだけど…
だってサビで普通に歌うところと裏声のところが交互にあって、難しいと思うんですけど…みたいな。笑
「peko-crash-trap」を経て続く「…サンガコロンダ!!」では一気にオーディエンスのテンションも上がり、ヘドバンが起こる。
その激しさを残しつつ本編ラストは「ワイセツ」かと思ったんだけど…意外にも「とりかぶと」!!
ちょっと物足りなさも感じたけど、まぁ俺はヴィドは暴れて観る方じゃないからいいかぁ…と。笑

本編終了後すぐさまアンコールが起こったんだが、左右のスクリーンには映像が写し出された。
前回のワンマンではドラマ「一人きりのクリスマス」が放映されたわけだけど、今回は何だろう?と思っていたらマイクを片手にリポーター?になっているラメが。
画面右上には"ヴィドールハーツ"の文字が!!
ロンドンハーツのパロディかよ!!みたいな爆笑
どうやらユキネ以外を仕掛人としてニセ・合コンパーティーを開催しているとのことで、ラメも仕掛人として参加するところだったのだ。笑
カラオケルームの中にはヴィドールのメンバー全員とギャルが3人。
もう既にジュイは酔っているようだった。
なんせ字幕で「注)ジュイは酔ってます」って出てたし、マジで楽しんでるかのようだったから。笑
自己紹介をし王様ゲームがスタート。
最初にゲームではユキネがイッキの刑に。笑
本物のお酒をマジでイッキするユキネ…しかしよほど辛かったのか途中でギブアップ。笑
周りから「かっこわる~い」という声があがり再び違う酒でイッキ。
しかしやはり途中でギブアップ。
なのに女の子からは「かっこいぃ~」という声があがる。
他のメンバーは「えぇっ?マジで?じゃあこの中で誰が一番かっこいいの??」
という問いに対し、ギャル全員が「ユキネくん」と言い、ユキネはとても嬉しそう。笑
王様ゲーム第2回戦でもやはりユキネに刑があたってしまう。
THE虎舞龍の「ロード」を歌わせる羽目に。
そんな中、KISAKIからの命令が各メンバーに携帯により伝えられる。
「ジュイ、退室せよ」
「ラメ、退室せよ」
「ヒデ、退室せよ」
「テロ、退室せよ」
ここでギャルとユキネだけになった。
他の4人は別室でモニターでユキネがいる部屋をみている。
歌い終わったユキネは
「これは…俺のハーレムだな(笑)もっと、こっち来いって!」
とギャルを引き寄せる。
ギャル「ユキネくんに聞きたいことがあるんだけど、新しく入ったヒデくんってどんな人なの?」
ユキネ「えぇ?ヒデの話すんの??う~ん…アイツはああ見えても俺の言いなり。」
別室のヒデ「ムッカァ~!(怒)」
ギャル「じゃあテロくんは?」
ユキネ「テロは…一度喧嘩というか争いになったけど、俺がボコボコにしてやったね」
ギャル「ジュイくんは?」
ユキネ「あれねぇ…歌上手くきこえっけど、アイツに歌教えたの俺だからね。俺の方が上手いから!」
ギャル「最後にリーダーのラメさんは?」
ユキネ「一応リーダーっていうことになってるけど、しきってるの俺だしね!」
もう言いたい放題である。
「ユキネくんかっこいぃ~!」
とギャルに言われて思わずニンマリなユキネ。笑
そこへ財布を取りにヒデが部屋に入ってきた。
ユキネ「どうしたんすか?ヒデさん」
ヒデ「あ、そこにある俺の財布とってくれる?」
ユキネ「あ、はい。他の人は何してるんすか?あっ、アレですか?」
ヒデ「そうそう、あれ。」
と、ヒデは部屋を出る。
ギャル「なんかかっこわる~い」
ユキネ「ああ見えても、俺の言いなりだから」
あくまでも意地を張る。
ギャルに「携帯番号教えて」と言われて教えようとまでするしまつ。
ここでモニターを観ていた他のメンバーは
「アイツ、調子乗り過ぎ!!」
とユキネのいる部屋へ。
あっけなくユキネは崩れていくのであった…。
一応このあと映像内で明かされたんだけど、ギャル3人はアンダーコードのスタッフさんとのことだった。笑
その後スクリーンに「引き続き、力いっぱい、アンコールして下さい。」の文字が。笑

するとすぐにTシャツ姿のメンバーが登場。
ジュイ「頼んでもないのに、アンコールありがとう(笑)
一つ勘違いしないでほしいんだけど、あのビデオはヤラセだからな。
あんな発言された日にゃ、みんな沈んじゃってて、今日ユキネしかこのステージに立ってません!(笑)
次にやる曲は今日会場で限定発売されたもの("人間界TV")なんだけど、今日買わないともう手に入りません。
他では絶対売らないので。
わかった?今日買わないと…」
そう言ってる途中で急に暗くなりユキネにスポットライトが当たる。
ユキネ「クックック…でも(他でも)買えちゃうんだな…クックック…」
そんな、ちびまるこちゃんの野口さんのような(笑)つぶやきがあったあと崩れ落ちるジュイ…
ギターの妖しげなイントロによるアンコール1曲目「人間界TV」が始まる。
妖しげな…気だるい感じのイントロで、ギターがいったん切れるとすぐ、テロの激しいドラムに包まれオーディエンスは急いでヘドバンへと移る。
しかもただ単調に激しいだけじゃないところが聴いていてとても気に入った。
ジュイのシャウトも今までとちょっと変わったような感じで、なんていうか…ステージでのシャウトの仕方が「Back drop Junkie [nancy]」(←ガゼットの曲)でのルキのシャウトを彷佛させた。
なんていうか、こう…片足をかけ、シャウトしながら一瞬客に背中を向けるっていう…分かる人にはわかるかな??笑
そんなシャウトが大目でいながらサビはまた難しいメロディーで…
ぶっちゃけ音源で聴くまで何言ってるのかよくわからなかった。
声が通ってなかったようにも感じた。
疲れてたのかな…?
激しい系の「人間界TV」のあとには「透明ナカゴ」をしっとりと歌い上げ、「平和ノ謡」ではユキネも前に出てきて、4人が前に並んでいた。
メンバーが何よりとても楽しそうな表情だったのが印象的だった。
ノリノリな雰囲気でアンコール1回目を終えるとすぐさままたアンコールが起こる。
あまり時間をおかずに2度目のアンコールに登場するメンバーたち。
ジュイ「アンコール、ありがとう。
さっきユキネが変な事を言ったけど、他では買えません!!
といっても、これからどうなるかなんてわからないけど。爆
もし流れたら、コイツ(ユキネ)が勝手に裏で流してるっていうことしかないので、そういうことだから。笑
あとさっき言い忘れたんだけど、今後のヴィドール、知りたいよね??
えっと、ツアーやります。
メンバーとUNDER CODEの社長であるKISAKIの地元(ちなみにジュイが仙台、ヒデが岩手、ユキネが千葉、ラメが神戸、テロが北海道、KISAKIが和歌山)、計6ケ所をまわります。
この東京のしがらみに…スクランブル交差点に疲れたんで、地元で癒してきます。笑
しかもメンバーの地元でやるということで、そこでのセットリストはその地元の人が作ります。
もしかしたらヴィドールじゃない曲もやるかも…?
わかんないけど。笑
あと、6月に原宿アストロホールで2デイズがあります。
その2デイズを皮切りに、ヴィドール初のワンマンツアーが決定しました!!
しかもそのアストロホール2デイズ両方ともに来てくれた人には、前回のワンマンで流れたドラマと、今回のさっき流した映像をビデオにいれて無料配布します!!
懐かしの保毛田雪男くんも観れます。笑」
オーディエンス「ワァー-ー!!!(喜)」
ジュイ「おいおい、何で曲の無料配布発表した時は"ワァ~!"程度だったのにこっちのが凄いんだ??
俺達は、音楽をやってる人間だよ?笑
…ま、まぁとりあえずそういうことです。
次にやるのは、今日無料配布したものです。
たまには可愛くやってみるのもイイかなぁと思って。」
と、チェッカーズの名曲「ギザギザハートの子守唄」が始まる。
ヘヴィなイントロから、「違う曲じゃないのか?」と思わせたけど、やはりアレンジによりチェッカーズの曲からヴィドールの曲へと十分変わってるように感じられた。
イントロでのジュイの手で作るハートマークがとても可愛らしい。笑
この曲を聴いてて吃驚したのが単調じゃないところ。
4番まであるけど、ドラムのリズムも微妙に違うし、一番驚かされたのがサビの歌い分け!
4番とも全部違うんだよね!!
これにはホント、ジュイの凄さを見せつけられたって言う感じだった。
「ララバイララバイおやすみよぉ~」っていうところがあるんだけど、その"ララバイララバイ"が2番と4番では"ララヴォーイ!ララヴォーイ!!"って、シャウトになってんだよね。爆笑
とても楽しめたアレンジだった。
そして大ラスはお馴染み「ワイセツ人形」!
もうヘドバン、逆ダイの嵐で、ヴィドールの真髄の"暴れる"曲として定着しているなぁと感じた。
ジュイは暴れつつも何度目かのシャウト前にダイブしたんだけど、最前のオーディエンスを潰してたよ。爆
ジュイって結構大きいでしょ??
女の子には耐えられなかったんじゃないかなぁ…爆
暴れきったあと、ラストにジュイが「ワ…イ…セ…ツ…人形ぉ…」と呟き、サビに入り、曲は…ライブは幕を閉じた。
全15曲(SEは除く)と、内容的にはちょっと物足りなさも感じたけど、映像も見れて、楽しいライブだった。


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