かずやんの旅日誌

かずやんの旅日誌

2024年10月27日
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カテゴリ: バイク旅
「バイク旅を初めたきっかけってなんですか?」
バイク旅が趣味と話すと、かなりの頻度で聞かれるフレーズだ。
大抵は誤魔化したり端折ったりするものだが、今回は詳しく話してみようと思う。

私は幼い頃から、自転車であてもなく走り回るのが大好きであった。
高校生になり自転車は原付となり、といきたかったが、厳しい校則でそれも叶わず、卒業したらバイクに乗るぞと決意したものだ。

そして2005年の秋、私はシャドウスラッシャーという相棒を手に入れた。
ジパングツーリングという雑誌と共に。





当時のジパングツーリングは、バイクやツーリング最盛期といった雰囲気で、盛んにニューマシンや最新ツーリングスポットなどを紹介していた。





そしてその中にあのお方の記事があったのだが、この時は気に留めることもなかった。





月日は流れ、バイクでもっと出かけたいと当時ADSLであったインターネットで「鹿児島」「ツーリング」と検索をかけたのが全ての始まり。
たどり着いたホームページ「アイアンホース」









なんとバイク納車と同時に手に入れたジパングツーリングに寄稿しているライターさんのホームページではないか。
彼の名前は武田哲さん。
日本全国をバイクで旅し、北海道やモンゴルまで走った猛者だ。
そして気がついたら掲示板に書き込んでしまい、ここから深い深い旅人の深淵へと引き摺り込まれることに。
その翌年、三重県で開催されたジパングツーリングミーティング。
気がつくとその輪に加わる私がいた。









荷物は山積みしたバッグにバイクカバーをぐるぐる巻きにしたというなんともお粗末なもの。





カッパも満足に準備しておらず、帰りは雨でしっかり濡れてしまった。





それでもミーティングはとても楽しく、初めてお会いする哲さんを中心としたアイアンズの方々はどなたも優しく楽しく、この方々との出会いが旅人に片足突っ込んでいた私を完全にその世界に飛び込ませたのだった。





私がバイク旅を始めたきっかけは武田哲さんであり、今こうして旅をしているのも哲さんのおかげなのである。

そんな哲さんにはひとつの目標があった。
それは、相棒であるアクロスと遥か空に浮かぶお月さんまで行くこと。
つまり地球から月までの距離である38万キロを走破するということである。

バイクで38万キロなんて、壮大すぎて想像もつかなかったが、哲さんとアクロスならやり遂げるであろうとなぜか確証に近い思いがあった。

あれから18年。ついにその時がやってきた。
アクロスが総走行距離38万キロを突破し、月に到達したのだ。
そしてそれを祝うため、アイアンズに召集がかかったのであった。

1日目に続く。





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最終更新日  2024年10月27日 20時56分35秒
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