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2008年04月20日
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カテゴリ: 本に親しむ
 副題に「欲望の大量生産から利他的なモデルへ」とある。

 帯には
「会社って何だ?働くって何だ?未来って何だ?さあ、
価値を探す旅に出よう」

「総合環境ソリューションカンパニーのトップが語る
関係と信頼をめぐる冒険。 持続可能社会の実現に
必要なのは、孤独からの脱出」

「事業家の私は性善説、性悪説ではなくて性弱説を取る。
人間は弱いから嘘もつくし、見栄も張る。しかし一方で

もっている。その利他的な欲求に根付いた経済モデルを
作ること、それをもって新産業革命を起こしたいのだ」
と、ある。

以下目次
 はじめに
    有機的なカンパニーを創るために
 1.価値を生み出す冒険
    事業の意義とは何か
 2.今の世界の始まり
    なぜ地球は危機的状況なのか
 3.人類に突きつけられた孤独

 4.利他という価値を事業化するために
    関係性を体現する文化の影響
 5.物づくりから価値づくりへ
    人の価値の復活を目指す
 6.持続可能社会をデザインする

 おわりに
    再循環構築という使命

 以下本文から抜粋引用

 ”多くの企業のマーケティング戦略は、これまでいわゆる
計画的陳腐化という概念に支配されてきた。新製品を投入する
段階で従来品をいかに時代遅れにするかという手法である。
そうして現在の新製品も計画的に古いものになり、廃棄の
対象となるのである。
 こうして人々は欲望に火をつけられた。今、持っている物に
満足していて、不足はないのにもかかわらず、メディアに
よって新しいデザイン、新しい機能をもつ、新しい商品への
欲望をかきたてられていく。奢侈心を煽られるなかで、決定的な
経済と生活の分離が起こってきた。”

 ”‥‥アダムスミスによる「人はコスト」とする価値観が、
生産者としての人間の価値を、機械との比較の中にしか
見出せなくしてしまった。
 コミュニティから切り離され、物を生産する機械としてのみ
存在する人間に残されたのは、他者との結びつきを失った
強い孤独感だった。
 先進国に暮らす約六億人は、飢餓貧困を追放した後、
精神的に困難な状況に見舞われていった。私たち人類が
工業革命で得たのは「労働は資本になり、時間はコストになる」と
いう価値観だった。
 工業に代わる新しい産業を創出していくには、新しい資本の
形成をしなければならない。それは「信頼は担保になり、
関係性によってリスクを回避できる」というところから
構築されねばならないと私は考えている。”

 ”だが一方では、自然のために、社会のために、人のために
行動したいと思う「利他的欲求」は少なくはない。
 しかしそれは、脆くて儚い。とはいえ一人ひとりの利他的
行動は儚くても、大勢の人間が集まれば質的にも量的にも
確実性が増す。さらに多くの人が参加して相乗効果が生まれれば、
一人ひとりの利他的行動の時間も長くなるはずだ。
 私が早急に進めたいと思っているのは、利他的行動を
質的、量的にかつ継続的に把握していくこと。そのノウハウを
手に入れれば、先行投資もでき、もっと大きな展開も可能になる。
それが、やがては社会や世界を変えていく力にもなりうると
思っている。
 そのような不確実な利他的ニーズをベル曲線のように集める
力は、環境生活文化力というような「クオリティ・オブ・ライフ」に
関係しているだろう。利他的モデルを継続させるためには
母体となる文化を共有したコミュニティが必要だ。文化といっても
私のイメージする文化というのは、アートなどという芸術文化ではなくて、
人格が反映するような生活スタイルであり、意味のある食事、
意味のある衣料、意味のある住居ということである。
こうした生活文化について同じ方向を向いた人々を一つの
単位にしたコミュニティを作っていくことが必要となるだろう。”

 ”利他的モデルの創出の一つの手法として目指しているのは、
同じ価値観を共有するコミュニティという「特殊解」をあちらこちらに
つくることだ。これはたとえば華道や茶道、香道など日本文化で
培われてきた「道」の世界に通じるものかもしれない。”

 ”‥‥同じ価値観をもった人が国や民族や宗教の壁を越えて
つながっていく事業を展開していく。これは案外、人間が
幸せになる道のりではないのか。
 同じ価値観をもった人間が多くいるほど楽しい。それは間違いない。
 利他的モデルで世の中を変えたい。大それたイメージに
聞こえるかもしれないが、世の中変わるときは速い。‥‥
 ‥‥教育で人々の意識を変えるのは大変で時間もかかる。しかし、
事業を通じて人々の行動を変え、習慣や意識を変えることは容易なのだ。
それが事業の強みだと思っている。”


 さすが、幻冬舎出版の本である。

 閉塞状況に置かれている現状を憂い、利他的モデルを作りたいとの
使命に燃える著者に脱帽。

 ここ、10年が正念場だという。

 「アミタ」‥‥応援していきたい企業であり、ここで仕事をして
みたいと思わせる企業である。

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最終更新日  2008年04月20日 11時34分03秒
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