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2021年05月31日

次々に新しいものが生まれ、古いものはいつのまにか消えていく。特に最近はその消長が激しい。

そんな中で、昔から全くと言っていいほど変わらないものがある。

その一つが「カサ」、

その姿かたちは、古くはたとえば西洋絵画や浮世絵に見ることができる。

その原型はほとんど一緒。

もちろん、幾時代かを経て微妙に違いはある。

子供の頃には番傘があった。小学校の貸傘がなぜか番傘だった。生地が油紙で突っついたりすると破けてしまうので印象深く記憶に残っている。

その後、折り畳み傘が出現したときはその機構に感心した。当初はとても高価なものだった。

消費時代が始まり、コンビニなどでも安価な傘が売られるようになり、使い捨て同然のビニール傘が全盛に、、　開く手間を省くジャンプ傘なども出現した。

自身の経験から、皮肉にも良い傘を持つとあっというまにどこかに忘れてきたりして、手元に残るのは安いカサだけという不思議な結果になったりもした。これってマーフィーの法則かも？？

最近は気象の変化が大きく、不意打ちの雨に合うことも多くなり、折り畳み傘を、持ち歩く頻度が増えた。

また、風が強くなりホネが折れるケースも増えたりで、荒れた翌日にはあちこちに無残なカサが放置される風景なども見られる。　日本はビニール傘の消費が８０００万本で世界一だとか、この消費はいただけない。

それらの環境に応じて、近年では丈夫で軽いカサなども出てきている。

そんな違いは見られるが、原型自体は、変わらないカサ。
カサの革命はこれからあるのかないのか？　あるとすればいつ頃どんな風に？

これから雨降り期を迎える。聞いた話だとイギリス人などは少々の雨では傘をささない人が多いらしいが、、　少しぐらいは濡れるのも良しと、

そんなことを思ったりしながら、明日からは６月、なんと季節が巡ることの早いことか、、

　　　　写真は以前に撮ったものから