昔の彼の写真、どうしてますか?



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このあいだ実家に帰ってきたとき、私の古い手帳を見つけたの。
しまっておいたはずなのに、その辺に出ていたので持ってきてしまいました。

ええそれは、ハタチの頃の日記でしたわ。
こないだのコンパのことも書いてありますし、彼と別れたとか、就職が決まったとか。
内容はまたおいおい書く機会を見つけるとして、最後のページに当時の彼氏の写真が挟まっていました。

やだ、まだあったんだ。
学生の頃に付き合っていた、見た目が大好きだった彼。
身長が180センチあって、すらりとしていて足が長かった。
色白な顔に、きりっとした眉。
涼しげな瞳、今見てもかっこいい。

でもね、彼は性格が最悪だった。
え?どうって?彼は自分が1番大事な人。子供だったのかもしれない。
彼のことが大好きだった私、ついつい彼の行動を詮索してしまう。
信じていないわけではなかったけど、ある日、私の予感は的中した。
昔の彼女と逢っていたの。

白状されて、でも気持ちは治まらなかった。
別れ、そして、私の就職。
バイト先で知り合った人だったから、もう逢わずにすんだの。

そして、再会。
彼は、バイト先だった結婚式場に就職していた。
私は今のダーリンと知り合って、遠距離して、結婚することになっていたわ。
その思い出の結婚式場で、和装の写真を撮ることにしていた私。

白無垢を着て、廊下を歩いていると、向こうから歩いてきた彼。
私は目を離せなかった。昔のままの綺麗な彼だったから。
目を合わせない彼。
すれ違いざまにチラッと私を見て、にや~っと笑った。

あ、この笑顔。
くそ~この笑顔に何度泣かされたか。
でも、いいの、あなたと別れたおかげで、素敵なダーリンと出逢えたから。
あなたは、所詮フミダイなのよ(´0ノ`*)オーホッホッホ!!

でも、どうしようかな?この手帳。
ダーリンに見つからないように、しまっておくのがいいんだろうけど、
ダイニングのテーブルに置いたままにしてあるの。
『何?これ?』って聞いた、ダーリン。
『あ、昔の手帳』と私。
もうしばらくこのままにしておこうかしら?
ダーリン、見ると思う?この写真。
でも、やっぱりしまったほうがいいかしら・・・。


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