Apr 21, 2010
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私の病棟は、身体に障害のある老人の病棟です。
ほぼ、寝たきりに近い方や、自分で動けない状態の方など・・・
年齢は、75～98歳までぐらいです。
そんな患者さんの家族の方は、
毎日お見舞いや、夜の食事介護に来られる家族の方や、昼間付き添いをして夜帰る方
夜洗濯ものだけを取りに来る方、日曜日に洗濯ものを取りに来るだけの方様々。。。
みなさん家族が来られるのが当たり前とは言いません。。。
遠くに行かれている家族の方は仕方がないでしょうし、どうしても時間の都合のつかない方もいらっしゃるでしょう。
独居の方や、単身者の方は仕方がないにしても・・・
子や、孫、ひ孫など。。。
私も父を亡くして、こうして病院に勤めているから分かることですが、病人さんは孤独です。
病院は、老人ホームではないので、リクリエーションがあったりもしません。
一日中、一週間、一か月、半年、天井を眺めるだけの生活。
人が来ても、看護師さんや私たちのような仕事で数分だけ・・・
本当に孤独だと思います。
お話ができる患者さんでも、話ができなくなるんじゃないかと思うほど。。。
患者さんの持ち物一つ見ても愛情を感じることがあります。
可愛い柄の、タオル、バスタオル、コップ、パジャマ家にある物だけでなく、その人を思って購入されたであろう品々。遠くのご家族は物を送って来られる方もいらっしゃる。
たとえ、半年に一度、年に一度しか来ない息子や、娘でも一つ自分の事を思って送ってくれた品物を、自慢気に話すときの嬉しそうな顔。
今入院している、認知症や、障害を持った父や、母は、あなたが達が子供の頃、入院していたとしたら、片時も離れないこともあったのでは？
思い出して下さい。
そして、時間があるなら少しでも話を聞きに来てあげて下さい。
声をかけに来てあげて下さい。
髪を撫でてあげて下さい。
あなた方が、子供のころにしてもらったように。。。
そんなことを思います。
みんな、それぞれに事情はあります。
それを分かって、愚痴を言わない病人さん。
子供たち以上に、大きな深い愛を持った患者さんだからこそ、見ていて思う今日この頃でした。
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kiki~
普通を嫌う普通の人の日記
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