おやつとぱんと本と愚痴

プロフィール

かめばーちゃん

フォローする

カテゴリ

カテゴリ未分類

(0)

おいらのおうち

(29)

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

楽天ブログの規約

楽天アフィリエイトパートナー規約

★

★

2016/03/30

「海は見えるか」真山仁‏

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(100502)

カテゴリ：今日読んだ本

図書館で借りた本です。真山さんの経済物の本を読みたいのですが、新刊案内で見つけたので予約してしまった…この本の内容は、新聞の書評かなにかで読んでいたような気がする。
ちょっと、辛い内容かもしれないとわかって読んだのだが、かなり辛い内容でした。
そして「そして、星の輝く夜がくる」というこの本の前があることを知りました。失敗した…図書館の蔵書、確認しよ～

「海は見えるか」真山仁
東日本大震災から一年以上経過しても、復興は遅々として進まず、被災者は厳しい現実に直面し続けている。
それでも、阪神・淡路大震災で妻子を失った教師がいる小学校では、明日への希望が芽生えはじめていた――。
遺体を捜し、洗浄し続ける自衛隊員と出会った少女。だが彼が音信不通になってしまい……。「便りがないのは…」
発症し始めた心的外傷後ストレス障害。ある少年が降りしきる雨の中、突然教室を飛び出した。「雨降って地固まる?」
親の仕事と自身の夢のため――。故郷を離れる決意を固めた兄弟の苦悩は。「白球を追って」

遠すぎる復興に湧き起こる不満。そんな不満が許せない子どもがいる。「砂の海」
阪神・淡路大震災で妻と娘を失った一教師がみつめる、被災地の現実。
『そして、星の輝く夜がくる』に連なる、二年目を迎えた被災地、奇蹟の祈り。
生き抜く勇気に出会う珠玉の連作短編!

「ふつうの生活がしたいんです。」そうだろうなぁ。それが一番だもんなぁ。
私は、自然災害で自分の生活が困難になる経験をしたことがありません。
なので阪神・淡路大震災や東日本大震災で被災し、苦労されている方の大変さも他人事です。ニュースや新聞で伝わってくる以上のことは、知りません。
震災発生直後は、力仕事等のボランンティアは、協力できないので、ほんの少しですが寄付の協力をしましたが、今では、全然です。
真山さんの本の中は、１年経過後２年目を迎えてという時期の内容です。多分、真実なんだろうな。彼らは、５年目を迎えてどうなっているんだろう？少しは、生き残った辛さから解放されたんだろうか？
阪神・淡路大震災は、１０年でかなりの復興がされたと聞いています。あと、５年で東日本大震災で被災方々がふつうの生活に戻れるのでしょうか？

知り合いの役所勤務の人に聞いた話を想い出してしまった。

一番最初は、消防。その後は、介護担当や固定資産評価担当とか。
固定資産評価担当の人と話をしていたのだが、「僕たちは、まだ楽だよ。
家屋が倒壊している証明書を発行するために行くだけだから…」
「最初に行った消防の人達が一番、大変だった。瓦礫、ドロ、遺体…
帰ってきても仕事にならないほど疲弊して辛そうだった」ということです。

小説の中で登場した自衛隊の方は、残念な結果だった。辛かったんだろうな…
と思うくらいしか出来ない。