３姉妹のおかあちゃん

マッサージの行い方　２

６、胸から腕
　　　　　　胸を開くマッサージは、赤ちゃんの呼吸を深め、情緒を安定させます。
　　　　　　眠りが深くなるので、内臓の働きも活発になりバイタリティが出てきます。　　
　　　　　　胸腺が刺激されて、免疫系の成長が促されます。
　　　　　　●手順
　　　　　　　○両手を胸の中央に置き、外にむかって手を滑らせ、胸を開くように
　　　　　　　　マッサージします。
　　　　　　　○左手を、赤ちゃんの右脇の下から左肩へとなであげます。続いて右手で
　　　　　　　　赤ちゃんの左脇の下から右肩へとなであげます。この調子で胸の上で
　　　　　　　　×印を描くように交互にストロークを送ります。これを数回繰り返します。
　　　　　　　○赤ちゃんの両腕を水平に広げ、胸の中央から肩、腕、手首へと手を滑らせて
　　　　　　　　マッサージします。２～３回繰り返します。
　　　　　　　　（注意）赤ちゃんの呼吸に合わせてマッサージするよう、気をつけましょう。
　　　　７、腕と手
　　　　　　手足と頭脳の働きは密接に関係しているため、手は第二の脳といわれています。
　　　　　　手先、指先のマッサージで、脳にここちよい刺激をおくります。
　　　　　　●手順
　　　　　　　○両手で赤ちゃんの片腕をもち、肩から腕、手の先まで、左右の手で交互に　
　　　　　　　　なでつけるようにしながらロングストローグ（長くなでつける）を数回送ります。
　　　　　　　○赤ちゃんの腕を両手ではさんで、手をこすり合わせるように軽く
　　　　　　　　ローリング（ころがす）します。
　　　　　　　○親指を使って赤ちゃんの手のひらを軽く押しながら、中心から外へと
　　　　　　　　伸ばすように広げます。
　　　　　　　○指の一本一本を軽くつまんで伸ばします。
　　　　８、顔　
　　　　　　鼻や頬へのマッサージで鼻の通りがよくなり、脳の働きが活発になります。
　　　　　　あごや顔の緊張をゆるめて、表情を豊かにします。
　　　　　　●手順
　　　　　　　○指の腹を使って、額の中心から両こめかみへとマッサージします。
　　　　　　　　次にこめかみからあご先まで、顔の側面をなでおろします。
　　　　　　　○眉の腺にそって内側から外へと親指でやさしくなでます。
　　　　　　　　鼻のわきを押し、頬にそって軽い圧をかけます。
　　　　　　　○あごに、指先で小さな円を描きます。
　　　　　　　○耳をマッサージします。
　　　　９、頭
　　　　　　頭皮の緊張をゆるめ、脳の発育を助けます。
　　　　　　●手順
　　　　　　　○赤ちゃんの頭の上に両手をそっと置いて、全体をやさしく包み込みます。
　　　　　　　○頭の頂点から髪の毛の流れにそって、両手でなでおろします。
　　　　　　　○頭頂から後頭部、首すじにかけてなでおろします
　　　　　　　○指を軽く動かして、頭皮をマッサージします。
　　　　　　　（注意）大泉門、小泉門など、頭部の柔らかい部分に触れないように！！
　　　　10、肩と背中
　　　　　　背面の筋肉をしなやかにし、柔軟な身体を作ります。脊椎に集まる神経系を
　　　　　　刺激することで、脳の発達を促します。呼吸が深まり、内臓の働きを活発に
　　　　　　します。消化がよくなります。よい姿勢を養います。
　　　　　　●手順　　
　　　　　　　○赤ちゃんをうつぶせにして、手のひらで赤ちゃんの肩から腰、お尻に
　　　　　　　　向けて背中をまっすぐなでおろします。
　　　　　　　○手のひらで波線を描きながら、赤ちゃんの肩から腰に向かってなぜおろします
　　　　　　　○赤ちゃんの背骨の中心から肋骨にそって外に向けて軽いタッチでなでていきます。
　　　　　　　○手のひらで、赤ちゃんの背中と腰全体に大きな円を描きながらマッサージします。
　　　　　　　　これを数回繰り返します。

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