お待ちかね?の メンテナンス基本編第4弾 今回はボリュームいっぱいの駆動系メンテナンスしちゃいますっ!
こちらのブログではCK44の特性上何度も駆動系の分解写真が出ていますが、「分解したことある人が分かる」と言うのを前提に話を進めていたため結構端折っている部分もあるかなーと思いました。今回は ツバメの親子さんの車両をモデル
にしてベルト交換やウェイトローラーの交換を紹介したいと思います。ツバメさん毎度の協力サンクス!![]()
では 作戦開始!
レシピ~用意する工具等~ ラチェット エクステンションバー ソケット8ミリ 24ミリ(ディープ) プラハン +・-ドライバ ニッパー リチウムグリス シリコンスプレー





白丸印→+ネジ 赤丸印→クリップです 印のついている部分を全て外します。
赤丸部分の下側は1.オイルフィルターの脇 2.ラジエター下側 3.サイドカウルのえぐれている部分です。
なお、クリップは真ん中を先のとがったもので押し込むと引っ込むので、引っ込んだら-ドライバ等でめくるように取り出します。


アンダーカウルを外すにあたり2箇所の爪を外します。割としっかり留まっているので、ある程度力を込めて外してください。

アンダーカウルが外れましたらプーリーケースのボルトを外していきます。
まずは印の3ヵ所を外しカバーを取ります。
取り外すのは8ミリのソケットを使用します。

次はケースの大きなカバーを外します。印の2箇所です。


次は金属カバーを外すのですが、その前にスピードセンサーの配線を固定するタイラップを外します。
私の場合固定している1枚目と2枚目の間にニッパーの刃を差し込んで少しこじるように取り外します。力を入れるとタイラップが切れる恐れがあるので慎重に行ってください。
この辺はやり方皆様それぞれあると思うので、やりやすいように外してください。
タイラップは赤丸の3箇所あります。スピードセンサーの配線を避難させた後は10ヶ所のボルトを外します。 白丸印の部分がボルトの位置です。

ケースの下側につかむ所がありますので手を引っ掛けながらプラハン等でコンコンと叩いていくとケースの外側が外れます。
ケースを外しましたら、ガスケットを留めている2つピンが有ります。
戻す時も楽になるのでそこにもグリスアップしておくと良いでしょう![]()

御開帳~ケースを開けると良く見る写真になります(笑 前側も後ろ側も24ミリのナットで留まっています。H設計進呈自作プーリーホルダーでプーリーのナットを外します。

クラッチ側もホルダーで取り外せます。ブロック等足場を作ってあげてクラッチのハウジングに引っ掛ける形でナットを外します。

クラッチのハウジングを外した状態です。クラッチAssyを外すにはスズキの特殊工具または54ミリのソケットが必要です。
ツバメさんのクラッチはいい感じであたりが出ているようです。これで走行距離は約3000km。私のクラッチと比べてもシューが良く食いつき出足が鋭いです。ウラヤマシス![]()

プーリーのウェイトローラーを交換します。
ランププレートを押えているガイドのネジを外します。+ボルトでしっかり留まっているので下に固定する等しっかり押えて取り外してください。
こちらの手タレはツバメの親子さんです(笑

ランププレートを外すとウェイトローラーが出てきます。
段つき・片減りがありましたら交換します。スズキのビッグスクーターのウェイトローラーは持ちが良いので交換サイクルはベルトと同様ノーマルでしたら2万キロを目安にすると良いと思います。持ちを良くする為にとすべりが良くなるようにという意味でリチウム系のグリスを薄く塗っています。
ランププレートのガイド部分にも塗っておくと良いかもしれません。
今回はH設計さんのプーリーを入れたので、25g*4 23g*4の設定にしています。純正のウェイトローラーは特に向きが無いので、全て同じ重さのウェイトを入れる場合は特に気にせず入れてもらって構わないと思います。

戻しの作業に入ります。クラッチ側にある程度ベルトを納めておかないといけないのでクラッチを広げてベルトを納めます。私はあまり握力が無いので足を支点にベルトを押えておき、クラッチ側を手で広げてベルトを奥へ入れていきます。

ケースにクラッチ・プーリーを収めた所です。それぞれプーリーフェイス・クラッチハウジングを入れてネジを締めこんでいくのですが、ベルトを噛み込んでナットを締めないよう気をつけながら収めてください。

ナットを締めこんでいきます。プーリー側から締めこんで行きます。

ナットを締め込んでいる様子です。ソケットとナットが常に垂直に接するよう手を添えます。トルクのかかる反対側に力をかけるイメージで。
押しこむ8上方向に力をかける2くらいの感じです。

クラッチ側も同様に垂直にソケットが当たる様手を添えて締め込みます。本来ならホルダーを使うのですが、ツバメさんにブレーキレバー思い切り引いてもらっています(笑
最後にカバーを閉じる前にベルトの噛み込みがないか確認するためにエンジンを掛け、 ベルトがクラッチの最外周に出てくるまで 確認しましょう。

最後の難関ケース入れです。金属製のガスケットのため落ち着きが無くすぐ外れて落ちてしまいます。ケースの下側にも指を這わせておき、脱落防止させて穴位置を合わせて押し込みます。
この後樹脂のケースを収めサイドカウルを収めてゴムのフロアボードを入れて終了です。

ここでプチ裏技♪
次回以降のメンテナンスのことも考え、ゴムのフロアボードの足にシリコンスプレーを吹いておきます。
入れるのも楽になりますし、次回外すのも楽になります。
シリコンスプレーはホームセンター等で¥300程度で売っていますし、比較的入手しやすいと思います。
作業は慣れれば30分程度で終わりますが、最初は確実にミスしないように確認しながらゆっくり行えば良いと思います。(2時間くらいを目安に)
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