今日はなんだか、普通の日じゃなくて。
でも心の何処かで普通じゃない何か刺激がほしくて。
だから、あたしはあなたが好きなのかもしれない。
あなたは、あたしにない刺激をくれるから。
「でもさ、なんで本当にあたしを呼んだのよ」
「・・・お前、俺の彼女じゃないのかよ」「いや、彼女だけどさあ」
「だったらそれでいいじゃん」
だったらそれでいいじゃん。
なにそれ、とか思ったけど、ほんとうにそれでいいのかもしれない。
理屈とか、むつかしい理由とかそんなのが欲しいんじゃなくて、
ただ単純で、なんの曲がりも無い理由が欲しかったのかもしれない。
「日向って、月みたいな感じだよね」
「・・・はい?」
「なんの曇りも無くて、ただ一心に光を贈ってくれる存在」
「じゃ、風夏は太陽だね」
「・・・なんで?」
そして、日向はあたしと目を合わせてゆっくり言う。
その時だけ何故か、時が止まったような感覚に襲われる。
「だって月だけじゃなんも出来なくて、太陽があって輝けるじゃん」
「うん・・・」
「だから、月が太陽を必要としているように、俺も風香を必要としてんの」
彼はなんでこう、さらっと言えてしまうのだろう?
何度も思ってしまう。
「・・・ありがと」
「なんだよ、こっちが照れるって」
その後、あたしたちは無口になって、
ただ、目の前に浮かんでいる月を呆然とみていた。
なんのぎこちなさも無く、なんのまやかしも無い。
日常的って、これでいいんだ。
こんなもんでいい。
やばい。スランプかも。
放置って、やっぱいけないですね・・・・←
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