BLUE&BLUE

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罪シリーズ



田宮吾郎は会社の同期と飲んで家に帰る途中、いつも通る公園で突然ナイフを突きつけられトイレに連れ込まれた。
そして見知らぬ暴漢に犯されてしまう。
男が男に・・・なんとか家にたどり着きシャワーで悪夢を洗い流す。
そして翌日、大切な商談をするため大阪へ。
昨夜の悪夢から眠れなかったせいか、向かう新幹線の中で爆睡してしまう吾郎。
切符の確認に来た車掌にも気づかず、隣の男に起こされる。
隣に座った男は「同じ大阪で降りるから、着いたら起こしてあげる」と言い、初めて会った人だというのに再び目を閉じた。
大阪で待ち合わせていた部長の横には刑事が待っていて、昨夜殺された同僚の女の子の
容疑者として任意同行を求められる。
彼女が殺された頃、自分は男に犯されていた。
「自分は犯人じゃない!」
誰も信じてくれない中、警視庁の刑事 高梨良平だけは、吾郎の信じ味方に。
その高梨は、新幹線で隣に座った男だった・・・

刑事とその容疑者という異色のカップルです。
高梨が吾郎を信じる理由が新幹線の隣に座って「一目惚れしたから」!
そんな事で、信じちゃっていいんですか?!
「ミスポリ」のユキも天然入っていて、警察の将来を心配しましたが、この刑事も同じだ・・・
こんなんで、日本は大丈夫なんだろうか???

「警視」という高い地位を利用して他の刑事を排除し、
護送と称し再び一緒に新幹線に乗り、張り込みと称し家の中まで入り込みシャワーまで借りる・・・
挙げ句の果てには「人目惚れしました」と告白し
その勢いで「夕べの悪夢は忘れさせてあげるv」と体を重ねてくる始末!
あってはならない事です!!!こんなこと。
しかも、それに流される吾郎も吾郎だ!
おかしいと思いながらもすっかり高梨のペースにはまってる!

しかし、ついついそういうペースに乗せられてしまうのは、高梨の性格と関西弁による所でしょうか?
物腰のやわらかい対応だし・・・(下心あるから当たり前なのか?)
そして、誰も信じてくれないという立場の中、ただ1人の理解者だし・・・そういう弱みも握られているからなのかな?

犯人探しの2時間サスペンス仕立てになってるんで、当然真犯人はいるわけで・・・
まあ、こっちは思った通りの人が犯人でしたね。
ただ、犯人逮捕の場面はなんとも言えない、間抜けな格好をしていた吾郎です。
まあ、その辺は読んでみてのお楽しみvってとこで。
いくらネタバレの感想でも、犯人を先に教えちゃつまらないですからね。

短編も入っていて、こちらはその後の二人です。
一緒に住んでいて、吾郎はいい奥さんになってます。
「おかえりなさいのチュウの後は、お風呂にする?ごはん?それともvvv?」とベタな事を言って欲しい高梨。
「バカか?」と言いながらも実行に移す吾郎(誘導されてる気がしますが・・・)
この二人、バカップルとなってます。

この話が4/15にCD化されます。
キャストは前と同じ置鮎×野島(健)です。
本を読んでいる時は、二人の声を脳内変換させてました。
うん、ピッタリだと思います。
原作は続編の『罪な悪戯』が昨年発売されているんですね。
こちらは『罪な約束』に出ていた富岡(VC遊佐さん)と高梨の直接対決、またしても2時間サスペンス調だそうです。
『罪な約束』を読んでいないので、富岡との関係がどうなのか
わからないのですが・・・大体富岡は刑事なのか?吾郎の会社関係の人なのかさえ知りません。
だけど、遊佐さんが声をしてるんだからいいに決まってる!(決めつけ!)
CD化の話はまだ無いようですが、是非して欲しいです。
ええ、おっきーと遊佐さんの対決なんて、二人に傾倒している私にとってはよだれもんですから(爆)
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  CD『罪な約束』

事件後同棲生活を送っていた高梨良平と「ごろちゃん」こと田宮吾郎。
伊東への社員旅行の前日、良平に沢山のキスマークを付けられ
おこる吾郎。
お陰でせっかくの温泉も、みなとは別に入る羽目に・・・
明け方入りに行った誰もいない露天風呂には死体が・・・吾郎は第一発見者となってしまった。

死体は本宮という東京でホストをし、殺人事件で指名手配されている人物だった。
その捜査を担当していた良平。
吾郎と良平は担当刑事と第一発見者とういう立場で再会するのだった。

田宮吾郎…野島健児
高梨良平…置鮎龍太郎
富岡雅巳…遊佐浩二
南野浩一…千葉進歩
本宮秀紀…諏訪部順一


諏訪部さんの独白に泣かされました・・・
いや、悲しい話だなぁ。

死んだ本宮と旅館の支配人 南野は高校時代の友人。
偶然東京で再会し、二人で会うようになりお互いの寂しさや仕事の辛さを
紛らわしていたんですが、体の関係はなかったみたいですね。
諏訪部×千葉だとずっと思っていました(汗)

そんな中、南野が殺人事件に巻き込まれ、本宮に助けを求めるが
自分は逃げてしまい、本宮が容疑者となって指名手配さてれしまう。
南野をかばう本宮。
そして本宮に本当の事を言われると自分の身が危ないと感じた南野は
本宮を自分の旅館に呼び、殺してしまう。
そうなると予感していながらも、伊東に向かう本宮。
なぜ南野の為なら自分が罪を被っても、殺されてもいいとまで思ったのか?
原作を読んでいないのでそこが弱いような気がしますが、
本宮の一途な思いを南野は読み切れず、彼の本心を手紙で知り号泣。

前作同様、2時間サスペンスの様な作りですが、しっとりとしたものになってます。
本来の主役、良平と吾郎はどこに???
事件と二人は関わり合っているのですが、あまり必要性がなかったり・・・
と思うのは、先にCDを聴いた感想だと思います。
先に原作の『罪なくちずけ』を読んでいると、二人の様子や良平の新たなライバル
吾郎の後輩の富岡(トミー)が出てきて、面白いですね。
なんでシリーズの真ん中だけCDにしたんだろう・・・?
来月に『罪なくちずけ』はCD化されるので、そっちを聴いてから
こっちを聴くといいかも。

ライバルの富岡は会社じゃ「合コンキング」と呼ばれるほどだったのに、
やたら吾郎にちょっかいを出してきて絡んできてました。
しかし、社員旅行での殺人事件の際、刑事と第一発見者だけでない二人の甘い会話を聞き、バレてしまいます。
この役を遊佐さんv イイ感じです!
三作目の『罪な悪戯』では吾郎に猛アタックし、良平と火花を散らします。
その伏線がこの作品には張ってあってあるんですね。

おまけは富岡司会のNG集!
なんだか張り切っているのに、空回りして二人に相手にされていない富岡がかわいいです。
いつも聞いている鬼畜エロ攻めの遊佐さんとは大違いで、そのギャップもいいかも。


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   『罪な宿命』

 小冊子は付いてないみたいです
『罪シリーズ』も第4弾です。
ラブラブバカップルの良平&ごろちゃんも出会いから1年近く経ったようです。

富岡の策略により、大阪の展示会に出品する事になった田宮五郎。
取り扱い商品とあまり関わりの会社の社長 斉藤が田宮に近づく。
それをいち早く察知した富岡によって、田宮は魔の手から逃れるのだが、
その斉藤が死体となって発見された。
斉藤のポケットには、先ほど交換したばかりの田宮の名刺。
事情を聴く刑事は、以前自分が容疑者として扱われた事件を担当していた
藤本だった。
偶然にも斉藤を追いかけてきた良平と再会するも、斉藤の秘書である水原が逃げ出す。
それを追う良平達の前には、水原をサポートする男によって阻止される。
その男は、以前良平が新宿署にいた時の同僚で行方不明となっていた雪下だった。
雪下が現れた事に愕然とする良平。
水原と雪下の二人が以前行方不明なまま捜査は難航していた。
しかし、良平の心ここにあらずという態度に田宮は悩む。
なぜ自分だけで抱え込もうとしているのか?俺はそんなに頼りにならないのか?
そんな中、捜査は15年前のある事件にかかわる事が判明し・・・

火サス仕立てのストーリ。
しかし、今回も切ないお話でしたよ。
藤本刑事と良平の二人が、過去の事件によって苦しめられます。
その苦しみから解放される為には、今回の事件を解決しなければならないんですね。
そんな重苦しい事件の中、やはり救いはトミーこと富岡の存在でしょう!
どんなに断られても、ごろちゃんを諦めないトミー。
今回の大阪行きも、二人っきりの出張を目当てに勝手に決めたものだし。
しかし、そこでうまくいかないのが、やっぱりトミー(笑)
まんまとツインのホテルにチェックインして、詰め寄ったのはいいのですが、
偶然同じホテルを予約していた良平に乗り込まれ、敢えなく失敗。
でもって、良平の態度がおかしいと悩むごろちゃんを、「悩み聴きますよ」まんまと飲みに誘い出すのに成功したはいいけど、
やっぱり良平の事しか口にせず、仕舞には酔いつぶれる寸前で良平が怪我したという電話によって、目の前でラブラブな二人を目にする始末。
どこまで行ってもトミーはトミーの役割を果たすのでした。
いい味出してるなぁ~ごろちゃんと結ばれないけど、トミーの活躍は嬉しいです。

今回の良平は、本当にまっすぐで誠実な気持ちの持ち主。
ごろちゃんに逢ったその日に「いいやないですかv」と関係を持った良平とは
別人の様です。その良平も好きなんだけど
事件の事で頭いっぱいで、さすがにエッチも上の空だったし・・・
その分ごろちゃんが積極的で、もう・・・もう//////////!!!

『淫らな躰に酔わされて』に出てくる、新宿署のサメちゃんこと納刑事と
新宿2丁目のバーのママ、ミトモも登場!
いやいや、すばらしいリンクですよ!
同人誌だけでなく、こうして商業誌でも登場してくれると嬉しいですね。
だけど良平@罪シリーズと中津@淫らシリーズはどちらもおっきーが声やってますからね!
両方ともどんどんCD化されたらどうなるんだろう?この二人のニアミスはあるのか?
軽快な良平と低音の中津、声のタイプは違うから聞き分けは出来ると思いますが・・・

のじけんのごろちゃんの声がたまらなく好きなんですv
甘くって、可愛くって、ちょっと頑固な感じがとっても良く表現されていると思います。
おっきーの良平も、ノリノリ関西系でべた惚れな感じがいいですね。
声もあまり低くないし、この位に押さえてくれるといいんだけど。
だからこれも絶対CD化して欲しいなぁ・・・




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