空色の彼方へ

空色の彼方へ

黒猫

黒猫

黒猫それは不幸を運んでくるといわれている

その小さき姿に闇の使者と言う肩書きをかけている


闇にまぎれしその色も

そこに輝く綺麗な瞳も

すべて美しく見える

すべては私たちを惑わす為だとわかっていても

どうしても

その滑らかな毛に触れてしまう

手を差し伸べてしまう


時折見せるさびしげな瞳は

自分を見ているようで

とてつもなくいとおしく感じる

そうしてまた君に依存してしまう

不幸という肩書きの中にひとつの喜びを見たから

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