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2008.03.16
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カテゴリ: フランス映画
MALADIE D'AMOUR
Jacques Deray
118min
(所有VHS)

maladie0.jpg

ジャック・ドレ-というとドロン/ロネ/ロミ-・シュナイダ-の『太陽が知っている』(1968) をまず思い浮かべるのだけれど、あとは『パリ警視J』(1973)、『フリック・ストーリー』(1975) 等で、サスペンス、刑事物、アクション物の印象が強い。そんな彼が『恋の病い』(??!)です。共演はミッシェル・ピコリにジャン=ユーグ・アングラード。もともとナスターシャ・キンスキーはどちらかというと苦手で(この映画を見たらなかなか良かったけれど)、なのでこの妙なとり合わせの映画、50円ぐらいでビデオ買ってあったけれど、なかなか見るに至らなかった。でもこの作品は88年度フランスで興行 N0.1 だったらしい。DISCAS切れだったので見てみようかと、かなりいい加減な気持ちで見始めた。なにげなくタイトルロール見てたら ANDRZEJ ZULAWSKI と目に入ってくる。「あれっ!?」と思ってリモコンで戻して止めたら確かに「ストーリー原作アンジェイ・ズラウスキー」とあった。なるほどズラウスキーとナスタ-シャは不思議はないけれど、ズラウスキーとドレ-は不可解。謎は深まるもののズラウスキーの名を見て俄然興味が深まった。

maladie3.jpg

結局最後まで見てこの映画を一言にすると純愛メロドラマだ。舞台はボルドー市。新進気鋭の若い有能な癌専門医クレマン(アングラード)と美容室で働くジュリエット(キンスキー)は深く愛し合うようになるけれど、ジュリエットは医学界の重鎮で、病院ではクレマンの上司のラウール(ピコリ)の愛人だった。クレマンはエリートコースを諦めて田舎町の診療所の医師となり、仕事は大変だがジュリエットとの愛の暮らしを送る。しかし先端の医療ではなく一介の診療所医であることに悩むクレマンを見て、ジュリエットは秘かに去ってボルドーに戻り、クレマンには「もう愛してない」と電話で告げた。彼女は本当の愛はないラウールのもとに戻り、しかし愛してくれる彼のもとで贅沢な暮らしを送っていた。クレマンはパリに出て専門研究医として大学で講議も持つなど、エリートコースに再び戻る。ある晩ラウールとオペラを鑑賞していたジュリエットは気分が悪くなり、劇場から出ると突然倒れてしまった。病院で検査を受けると癌の一種ホジキン病だった・・・。(ラストへ向けてのストーリーは書かないが、上で純愛メロドラマと言ったことでおおかたの想像はつくことと思う。)

maladie1.jpg

んんん~、何ともな~、そうですか、でもまあ男2人は好演してたし、ナスターシャも良い雰囲気出してた映画かな?、って言いたいところなのだけれど、この原作ストーリーがズラウスキーだということを知っているとそう簡単ではない。細部のどこまでがズラウスキーの原作にあることかはわからないけれど、随所にズラウスキー的なものが垣間見られるのだ。ズラウスキーの他の映画のところでも書いたが、 『ワルシャワの柔肌』 『私生活のない女』 も、早足に闊歩したり、何かに向かって急ぐように走る主人公の女性のシーンで始まる。後者でエテル(ヴァレリー・カプリスキー)が急いでいるのは、たぶん決して(時計的)時間に追われているのではない。心理的に追いつめられている。 『私の夜はあなたの昼より美しい』

maladie2.jpg

この2例のようにいつも実際に病気で先がない話であるわけではないけれど、ズラウスキーの映画には「究極に濃度の濃い生」を生きる人物を通して人間の普遍が考察される。そういう目でこの映画の作りを見ていると、そういう緊迫感が全くない緩慢なメロドラマでしかない。ドレ-らしく男たちの心理を重厚に描いているかと言えば、そうでもない。地位も名誉も金もあるラウールが、愛されているのではないと知りながらジュリエットを失いたくないという、老年へ向かう男性の若さを求める心理、そういうものもはっきりしない。キャリアを捨てて一介の診療所医であることに対するクレマンの焦燥感も強くは描かれない。この3人の心理をもっと追いつめられた狂気として描いていたらさぞ面白かっただろう。そういう意味でズラウスキー本人の監督で見たかった、とどうしても感じてしまった。

maladie5.jpg




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Last updated  2008.03.18 00:49:27
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はる*37  さん
注目してみていないといけませんね。
どこでどんな名が出てくるかわからないから。

>クレマンの焦燥 追いつめられた狂気

こういったもののある作品ならきっと私も惹かれると思います。 (2008.03.18 13:04:56)

はる*37さん  
racquo  さん
>どこでどんな名が出てくるか

エンドロールの小さい文字のスタッフの名前も面白いです。
西洋人の名前(姓)は日本人よりもバラエティーが多く、
アルファベットの綴りまで同じ同姓だと親族関係である場合が多い。
なので有名映画人と同姓の衣装係とかスチル写真とか・・・
を見ると、この人***の親族なのかな?って思ってみたり。
映画界って家族産業界ですからね。

>こういったもののある作品なら

ズラウスキーは最近増々良くわかる(感じ取れる)ようになりました。
昔に見ていまいちピンと来なかった作品も改めて見てみなくては!。

(2008.03.18 20:36:13)

初めて・・・  
「テス」でナスターシャを見たときに、
あの彫刻的な美しさにビビっときました。

本当に綺麗な方ですね。大好きです。
ナスターシャさんの映画は結構見ていたつもり
でしたが、これは全く知りませんでした。
Discasにはないのですね、残念です。 (2008.03.19 19:27:30)

Nobubuさん  
racquo  さん
ナスターシャ、何で見た時だったか、ちょっとどうにも生理的にイヤな感じがして、でそれ以来彼女の映画は避けていました。ここでは良かったですね。ただ今回感じたのは、時々見せる表情が、ここでは**、こちらでは**、って感じで、他の女優さんに酷似した顔がいくつも見られました。

ナスターシャのファンには人気のある作品のようで、DVD化もされてますが、DISCASにあるかどうか。ネットではないレンタルショップとかにはないんでしょうかね?。

(2008.03.19 22:27:55)

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