神経質



その日の夜、あまりのショックで眠れませんでした。
翌朝、家族に説明をしました。
妹は声を出して泣き出しました。さすがに父も動揺した様子でした。

仕事に行こうとしている所に
病院のケージの中で、座ろうとしないと先生からの電話。
外ではもちろんのこと、フローリングの上にも座らなかったレオ。
タオルを敷いてみて欲しいと伝えました。
すると、落ち着いたのか、伏せて眠ったそうです。
メルモと違い、かなり、神経質だったのです。

2日後、
「何も口にしないので、好物を持ってお見舞いに来て下さい」
と、電話がありました。
いきなり、知らない所に連れてこられ、痛い目にあって、
かなり怒っているので、食事をしないと説明がありました。
レオには、多少、人間の食べ物を与えていたので
大好きなメロンパンを買って行きました。
私達家族からは食べてくれました。
「先日は、こちらもきついことを言って、悪かった。
今まで見たことがない病状だったので、外国の本などで調べてみが
とても、進行が早く、気が付かなくても仕方がない」
と、先生から謝罪されました。
私達はこの先生に全てをお任せすることにしました。
A病院の先生は、それから、4ヶ月、レオの治療をするだけでなく
我が家の精神的な支えにもなってくれました。
いいかげんな気持ちの飼い主に、腹が立つと言う先生や看護婦さん。
私達も最初、そうだと思ってしまったとのこと。
24時間診療の病院ではなかったけど、夜中も緊急で見てくれたこと数回。
本当に、感謝しています。





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