m(_ _)m


レオが死んでから、次のワンコを飼うことに反対していた両親。
それを説得したり、怒ってみたり、すり寄ってみたり・・・
半年後には、
「子犬の育て方」という雑誌を買ってきては、これ見よがしにリビングに置いてみたりした。
とうとう、私たち姉妹に、根負けして、
「レオに似ているワンコなら」と許しが出たのは、翌年のお正月。
それからは、真剣にシェルティーを探しました。
とっくにブームが去ったシェルティー、ペットショップでは見かけません。
雑誌に出ているブリーダーさんに、端から電話をかけてみました。
印象として全体に・・・感じが悪い(-_-)
「○○○のチャンピオン犬の子ですのよ~、オホホホホ~~」
フン。だから何。
それに、恐ろしく高いのでビックリ。
レオは知人から1万円で譲って貰ったワンコでした。
タダより高い物はないからと言って、レオのパパとママのご飯代にするからとその金額でした。
だいたい、ワンコに全く興味のなかった私、
「私のお小遣いで買うから」と言ってしまったけど、ボーナス全額でも買えるのか~
と、少々不安になったりしました。
友人が、
「郊外の繁殖場を当たってみたら?」と教えてくれて
今度はそちらに電話をかけてみました。
感じはすごく良かったし、シェルティーも常に生まれていると聞きました。

「パパは、面倒見ないからな」
部屋でワンコを飼うことが、どうしても嫌な父。
仕事で毎日遅い私は、「良いよ、別に」とは言いずらく
せめて最初の一週間くらいは、自分達姉妹だけで面倒を見ようじゃないかと
GWの初日に迎えたいと、だんだん具体的に考えるようになりました。
迎える頃、生後2ヶ月の子犬ということは、2月から3月に生まれた子になるわけで
98年4月の土曜日、
ちょうど、生後1ヶ月の子犬が居ると聞き、高速を飛ばして数時間、
繁殖場に向かいました。
そして、3月9日に生まれたという、子犬5匹に会いました。

最初、
レオが男の子だったこともあって、今度も男の子を希望していました。
係りの人は
トイレを部屋で躾るのなら、女の子にした方が良いと言います。
レオは1日2度の散歩の時、トイレをしていたのですが
膀胱癌になり、トイレが思うようにいかず、
部屋にトイレを置いてみたけど、急にトイレだよーと言われてもわかるはずはありません。
外でしなくちゃと、
何度も外に出たがり、その度に連れて出なくてはいけなかったので、
寒い時期、両親は本当に辛かったそうです。
なので、次の子は、絶対、部屋でさせると決めていました。
レオは、男の子なのに足をあげてオシッコをしたことがありませんでしたから
婦人(犬?)病の事などを考えると、男の子かなぁ
と思っていたのです。
悩んでいると、「足をあげてしない方が珍しいのであって、躾が大変ですよ」
と言われました。
電話で両親にもそのことを伝え、女の子に決めました。

さてさて、どの子が良いかなぁ・・・
そう思い、子犬の所に戻ると、すでに妹が一匹の子犬を抱いていました。
レオはとっても神経質だったので、今回はもう少し「ズボラなヤツ」が良いと
レオとは逆に、一番自分をアピールしてきたワンコにしたいと決めていた妹。
そんな妹に飛びついてきたのがメルモでした。
他の兄弟より、一回り小さく、
それでも人一倍「愛想」の良い子犬でした。
レオと同じ毛色の、その子に決めました。




© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: