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蛮の狩猟戦記tri 『新たなる一太刀』
第5章、第6章、第7章、第8章
やっと動き出したその脚は、迷うことなく進んで行った。
エリア3を通り過ぎ、右手側のエリア2へ続く道へまっすぐと・・・・
そして・・・・・
「いた・・・・・」
エリア2でリオレイアが我がもの顔で歩いていた、ロンはポーチを右手で探り、一つの玉を掴んだ。
玉に絡み付いている紐を引き、足元へ叩き付けるように投げた
辺りに真っ白な煙が立ち込める。
何事かとリオレイアが辺りを窺う、その隙に足元へ忍び寄り、落とし穴を仕掛ける・・・・
ロンの気配に気が付き、方向転換をしようとした時
「ボシュ!!」
足元の落とし穴が発動し、リオレイアの足が取られる!
必死にもがく女王の翼へ一閃、気刃斬りを叩き込む
「ガギィィン!!」
気刃斬りは練りに練った気があって初めて技として完成する
生半可な気合だけでは到底出せる物ではない、無論今の一撃も
気刃斬りと言うには程遠い物である、その事はロン自身も十分承知していた。
「!!硬ぇな・・・・・」
イヤンクックとドスガレオスしか狩った事の無いロンには、初めて対峙する龍
リオレイアの弱点が分からなかった・・・・
頭へ回ればいくらか攻撃しやすいのだろうが、もう遅かった・・・
ブウヮ!!
リオレイアが落とし穴から抜け出し、風圧でロンは怯んだ。
「っち・・・・・」
「グゥォォォォオオオオオオォォォオオオ!!!」
「ぐぁ!!」
あまりにも大きな咆哮で、ロンの両手は塞がってしまった。
リオレイアがゆっくりとこちらを向き、大きくのけぞった
「ブレスか!?」
まだ耳鳴りがしていたが、そんな事を言ってはいられない
飛び込む様に火球を避け、次の攻撃に備える・・・・
「まずは相手の動きを観察・・・・・と」
素早くリオレイアが振り返る、そしてしっかりとロンの姿を確認し
大地を蹴るように巨体が迫ってくる
余裕を持って避けられる距離を取りながら、ロンは観察をしていた。
数分後・・・・・
「さ・・・流石に避けてるだけってのもキツイな・・・・・」
観察と言ってはいたものの、実際の所はただ逃げているだけ・・・・
弱点もいまだに分かっていない・・・・
何度目の突進か、またリオレイアが突っ込んできた。
「いい加減何とか・・・うわっ!?」
避ける事に集中しすぎたのか足元を見ていなかった、そこは足元がぬかるんでいて、滑りやすくなっていた。
体勢を崩してしまい、避けきれない!!
「やば・・・・」
既にそこまで迫っていた龍を前に、一瞬頭に何かが過ぎった・・・
「みんな・・・どこ・・・・?」
「なっ・・・?」
龍の口がロンを丸呑みにするかのように目の前で開かれた
「ぐ・・・うぉぉぉぉ!!!」
納刀状態から気刃斬りを繰り出し、脳天へ叩き付けるように斬った
リオレイアが怯み、一瞬隙が出来た。
「・・・・頭・・・か?」
斬り付けた感覚は申し分無かった、リオレイアの頭から血が流れ出していた・・・・
「・・・・行ける・・・行ける!!」
先の観察で動きは見切っていた、後は気迫で行ける。そう思った・・・
ブレスの隙を縫うように頭へ斬撃を当てて行く!
「うぉぉぉぉぉぉ!!」
何も考えない・・・あるのはただ攻める事のみ・・・
と、ここでリオレイアに異変が起こった・・・・
リオレイアが後ろへ下がった・・・・・
この時、もっと慎重になっていれば良かったかもしれない・・・・・
しかしそんな考えはもう既に無かった・・・・・
ただ攻めるのみ・・・・それしか無かった・・・・
「逃がすかぁ!!!」
既にボロボロに傷ついた頭部へさらに一閃・・・を、繰り出すはずだった・・・・
その時、龍が宙を舞った。
第6章「失態」
ロンがクエストに出発してから数時間後、大衆酒場に大きな声が響き渡った。
「あーーーーーー!!!!」
女性は弾かれたように立ち上がり、羊皮紙を見た
「どうしたんじゃ?いきなりそのような大声を出して・・・・」
「ギルドマスター・・・これを見て下さい」
よぼよぼに老けた老人へ、先ほど大声を上げた女性、ティナが羊皮紙を渡した・・・
「ふむふむ、リオレイアが出たか、じゃがそんな事日常ではないか、何故そんなに驚く事があるのじゃ?」
「そ・・・それが・・・・場所をご覧下さい・・・」
「密林・・・ブロックEか、おや?ここへは誰が行っていたかのぅ?」
「ロン・バースディ君です・・・・・」
「何じゃと!?あやつはまだ竜と対峙出来る力は無かろうに・・・・運が悪かったと諦める他無かろう・・・・」
「それが・・・・その報告があったのが今朝なんです」
「今朝!?リオレイアがいる事を知りながらあそこへ行かせたと言うのか!!」
老人が杖を振り回しながらティナを怒鳴った。
回りのハンター達が何事かと顔を上げた
「すみません!!すみません!!」
「もういい、これ以上騒ぎ立てるのはマズイからのぉ」
老人がもと居た場所へ座り直した
「でもクエスト内容は‘特産キノコの納品‘ですから・・・リオレイアといっても決して逃げ切れないわけではありませんし、クエスト放棄をしているかも・・」
「あやつが下手な根性出さんとも限らないじゃろう?何を言ってもこれは我々の失態、助けない訳には行くまい、たとえ手遅れであってもな・・・」
「・・・はい」
ティナがうなだれるように椅子へ座った。
その時、酒場の扉が軋みながら開いた。
「ふぅ~疲れた~」
そこに居たのは、全身を青い装備で統一し、黒い太刀を背にした男がいた
「あれ?何かあったんですか?」
「おぉ、これは丁度良い所へ、こっちへ来てもらえんか?」
男はギルドマスターのもとへ歩を進めた
「実はな・・・・と言う訳なんじゃ」
「なるほど・・・・運が悪かったと思って諦めるほか無いでしょうね、自分だったら真っ先に逃げ出しますけど」
「それがそうもいかんのでな・・・どうにか頼まれてくれんかのぉ?」
「そう言われても・・・・・今帰ったばかりで疲れてますし」
ここでティナが割って入るように口を出した
「引き受けてくれたら今夜アプトノスのステーキ出してあげる、銀シャリ草添えてね」
「任せてください!!」
一瞬で男の態度が変わった・・・・
「現金な奴め・・・・さて、依頼内容はロン・バースディの救出、とは言っても状況は危ういがな、契約金は不要じゃ、今すぐ出発してくれ・・・・」
ティナが竜車の手配をしようとした時、男が言った。
「竜車でチンタラしてたらまずいんじゃ無いですか?ここは飛んで行った方が早いでしょう」
ティナが目を丸くした、ギルドマスターが少し心配そうに男を見た・・・・
「あれで行くのか・・・くれぐれも見つかるではないぞ?」
男は頷き、ギルドマスターから渡された羊皮紙を受け取った
「では行って来ますね」
そう言うと男は出発口とは反対、酒場の出口へと向かった・・・
第7章「命拾い」
一瞬何が起こったのか分からなかった
回りの景色がゆっくりと動いている中で、自分の体が浮いていた。
背中から地面に落下した瞬間、全ての時間が元通り動き出した、ロンの胴鎧左半分が大きくえぐられている。
「が・・・・・・」
胴鎧、クックメイルは大きくえぐられはしたものの、体の方の傷は割りと浅かった。
しかし、地面に叩きつけられた衝撃で体が思うように動かなかった。
息をするにもズキズキと胸が痛む、肋骨が折れたかも知れない。
「はぁ・・はぁ・・・今のは・・・・うっ!」
立ち上がろうと膝を立てた時、傷口が焼けるように痛んだ、見ると紫色の液体が付着していた
「っきしょう・・・毒・・か」
一方リオレイアは何もせず、ただ唸っているだけであった、弱っていく獲物をあざ笑うかのようにして・・・
「はは・・・今度こそもう・・・駄目かな?」
口からは一筋血が流れ出て、傷口からは毒液と混ざったドス黒い血が流れ出していた。
様々な事が頭に浮かんで来た・・・・
初めてハンターナイフを手にした時・・・・
ランポス20頭に囲まれて死に物狂いで活路を見出した時・・・
イャンクックに幾度と無く蹴散らされた事・・・・
何度も何度も死にそうな目には遭って来た、それでも今回のように絶望的な気持ちになった事は無い
今のように諦めさせられた事は一度も無かった・・・
「はっ・・・・どうせ死ぬんだったら・・・」
ロンは痛みを堪えて立ち上がり、リオレイアに剣を向けた。
リオレイアはまだ起き上がって来る獲物を逃がすまいと、獲物に向かい突進していった。
そして・・・・
・・・・ドシャ!!
「ギャァァォォォォォ!!!」
「・・・・・・あれ?」
ロンは目を瞑っていた、死のみが待ち受ける結果だと思っていたからだ。
しかしまだ生きていた、そんなはずは無い、死だけが残された選択であったはずだ
何が起きたのかと顔を上げてみると
そこには一人の男が立っていた、黒い太刀をリオレイアの眉間に真っ直ぐ向けていた・・・
リオレイアの方を見た時、その目ははっきりと恐怖に震えていた・・・
尻尾が無くなってはいたが、確かに先ほどのリオレイアだ。
男が一言、身も凍るような声で言った・・・・・
「・・・・・失せろ」
そう言うと、リオレイアはその場で翼を羽ばたかせ、上空へと去っていった・・・・
何が起こったのか全く解らず、しばし唖然としていると、急に吐き気が襲ってきた。
毒がかなり回って来たようだ、ここまで来ては自然治癒も不可能だろう
脚に力が入らず、膝を付いてしまった。このままでは・・・・・
「ふぅ・・・どうやら生きてはいたみたいだね」
男が納刀しながらこっちを向いた、顔は見えなかったが、年齢はロンと大して変わらないように思えた。
「ふんふん・・・・サマーソルト受けてしまったか、こりゃ死ぬかもね・・・・」
(「いきなり何を言い出すんだコイツは!!」
頭ではそう思っても声にならなかった、もう息をするのも辛い
男がポーチを探りながら言った。
「まずは傷口が焼けるように痛んできて、それからしばらくすると手足に力が入らなくなる、そして口も利けないほど息苦しくなり、やがては・・・・・・死ぬ」
意識は朦朧とし、傷の痛みも感じなくなって来た・・・・・
(「あぁ・・・助けが来たと思ったんだけどな・・・・・やっぱり死ぬんだ・・・・・」
このまま目を閉じようとした時、いきなり口の中に何かが放り込まれ、そして口を塞がれた。
薬草かと思ったが・・・苦い!!
「だけどこんな所でそんな死に方したくないだろう?」
あまりの苦さに吐き出したかったが、口を塞がれてはそれも出来なかった。
「にが虫だよ、急いでたから解毒薬持って来れなかったんだ、死にたくなかったらこのまま飲み込む事だね」
塞いでいた手を離して、その男は切り落としたリオレイアの尻尾の方へと向かった。
鼻をつまんで何とか飲み込み、立ち上がろうとしたが、よろけてまた倒れてしまった。
「あまり動かない方が良いよ、にが虫に解毒作用があると言っても速効性じゃないし、それに飲んだからって必ず解毒出来るとは限らないからね」
男は尻尾に剥ぎ取りようのナイフを入れ、素材を剥ぎ取りながら言った。
「怪我の方は大丈夫かい?」
少し楽にはなったが、まだ完全に声が出せなかったため縦に首を振った。
男は切り出した素材をポーチにそっと入れた、剥ぎ取ったのは鱗のようだ。
男がロンの側へ寄り、怪我の具合を見た
「外傷は・・・・・胸部に切傷1箇所・・・・肋骨も3本くらいは行ってるかな?腕にも怪我してるようだね」
腕と言われ、自分の左腕を見てみると、確かに切り傷を負っていた
出血量自体は大した事は無かったが、少し腫れ上がっている
「・・・・折れてはいないみたいだけどヒビ入っているかもしれない、一応固定するよ。」
男は近くから添え木に合う枝を見つけ、ロンの腕に当てた。
「・・・あんたは・・・誰だ?」
ようやく声が戻って来て、ロンが聞いた。
「ん~一言で言えば・・・・・」
「一言で言えば?」
「ただの通りすがりかな?はははっ」
「・・・・・・」
男は笑いながらそう言ったが、嘘ではないかと思った。
あの殺気・・・・あの眼光・・・・並みのハンターで無い事は確かであった、では一体何者か・・・
「さて、応急手当だけどこれで何とか大丈夫だよ、えっと・・・・依頼の方は大丈夫かい?」
ポーチには確かに特産キノコが入っていた、これを支給品BOXに入れてしまえばこのクエストは終了する
「あ、あぁ、大丈夫だ、じゃベースキャンプに戻るよ・・・・」
歩き出そうとしたがまだ足元がおぼつかなかった。
「う・・・・」
倒れかけたロンの肩を、男が支えた。
「キャンプまで送って行くよ、流石に怪我人放って置けないからね」
男に支えられながら、ロンはキャンプへと戻って行った・・・・・
第8章「クエスト終了」
ポーチから小指大のキノコを8個、慎重に取り出して納品箱にそっと入れた。
「ふぅ…これでとりあえず完遂か…」
ロンがそう言いながら、そっと最後の一本を置いた。
「あぁ、後は帰りの船が来るまで待つだけさ、…あと10分ってとこかな?」
ロンの肩を支えながら男がそう言った。
「……もう大丈夫だよ」
ロンはいつまで支えているんだと言わんばかりの口調で言い放ち、男の腕を払った。
「あ、悪いね、本当に大丈夫かい?」
「あんたに無理やり飲まされたにが虫が効いたみたいだから何とかな」
確かにまだ顔色は蒼白で、完全には解毒出来てはいない様子だった、しかし自然治癒を待てば問題無い程だろう
「これはどうも、お役に立てて良かったよ」
男はそう言いながらポーチから細い棒を数本取り出して組み立て始めた、肉焼きセットであろう
「……あんた、何者だ?」
男は組み上げた装置で焼いている肉から目を離さずに口を開いた
「さっきも言っただろう?ただの通りすがりさ」
「じゃあ何処から来たんだ?あそこは雨でぬかるんでいて足跡が付くはずだ、なのに俺以外の足跡は無かったんだ……どういう事なんだ?」
男は無言のまま肉を回していた、肉汁がしたたりジュウジュウとおいしそうな音を立てていた
「おい!!聞いてるの…」
「上手に焼けましたっと」
男は焼き上がった肉を高々と掲げる、肉を見ると表面はしっかりと焼かれていておいしそうだ
「で?何だっけ?」
男の耳には全く入って無かった様だった、確かに肉焼き作業は集中しなければあっという間に焦げてしまう、……肉焼きセットの火力は生肉をたった数十秒で焼き上げてしまうほど強力なのだ
(肉焼いてたからって……
「お?来たみたいだね」
帰りの船がすぐそこまで来ていた、この船は大きすぎるため直接着岸出来ないので小型船を出し、それに乗ってベースキャンプの砂浜へ着岸するのだ。
「ほら、早く準備して、いつまでも船は待っててくれないんだからさ」
ふらふらとまだ脚がもつれながら荷作りを終えて船を出す時、男は船に乗らなかった。
「あんた、乗らないのか?」
男は船に乗ろうとはせず、ただ様子を見ていた。
「せっかく来たんだから陽鉱石でも掘って行くさ、それじゃ道中気を付けて」
男は密林の方へと姿を消した。
ロンは帰りの船の甲板に寝転がり夕方の空を見上げていた、東の空にはもう夜の闇が迫っていた
雌火竜リオレイア……あまりにも大き過ぎるその壁は、少年の目に恐怖のみをしっかりと刻み込んだ……
船の甲板から空を見ていた時、遠くに何かが飛んでいる姿が見えた。
逆光で良く見えなかったが、あの姿は紛れも無く飛竜。
黒くも青くも見えるその竜は、真っ直ぐに飛んでいった、ロンと同じ行き先
ドンドルマの方角へと………
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