『ハリウッド・サーティフィケイト』・島田荘司さん

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2003/10/11

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テーマ：今日どんな本をよみましたか?(100304)

カテゴリ：読了本

サーティフィケイト＝証明書

レオナの親友の女優、パトリシアが残虐に殺され、胴体を　真っ二つに切られ子宮が盗まれている。
その殺されるまでのビデオが送られてくる。
ＬＡＰＤ重要犯罪課によって捜査が始まる。
５０年前の事件”ブラック・ダリア・ケース”の猿真似のようだ。
大女優の家は、どこもセキュリティがしっかりしている。
なのに　どうやって犯人は侵入できたのか？
被害者パトリシアもレオナも長期に家を留守にするときは、女優同士でお互いのペットの世話や植木の水をやったりしている。
大女優になると、誰も信用できない。

そして、第二の事件が・・・
今度は、普通の女優が　同じようにビデオに取られながら襲われる。でも今度は、犯人はこの女優が死んだと思い立ち去るが、さすが女優！死んだふりをしたのだった。助かった第二の被害者。
そのビデオに”次は、レオナだ”という予告が＝！
レオナは、自分で犯人捜査を始める。
そんな時、知人の紹介で女優志望のジョアンを紹介され、気に入ったレオナは、あれこれ面倒をみて自分の家に同居させる。でも、ジョアンは記憶喪失だった。

話は、ハリウッドの上流階級の堕落した派手な生活。
それにひきかえ、エキストラなどの生活の貧しさ。
アメリカの暴力犯罪や貧富の差、ケルトの神話、民族、近未来の医療・・・内容豊富な作品です。
この近未来の医療について、レオナがスエーデンの御手洗潔ちゃんに電話で相談。この場面だけ潔ちゃん登場です。

トリック的には、犯人などは予想のつくものでした。
でも、内容的に面白かった。

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