『一八八八切り裂きジャック』・服部まゆみさん

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2004/02/06

(4)

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(100258)

カテゴリ：読了本

や、やっと読了＝

単行本でも４００ページ以下なら持ち歩いてますが・・・

一八八八といえば明治初期。
柏木薫は、国のお金でドイツ、イギリスへと解剖学を勉強しに行く。
エレファントマンと言われる畸形児がロンドン病院に居る言うのでドイツからロンドンへ。
彼の心理が知りたくなりロンドンへ来ての出来事。
次々と殺される娼婦達。
娼婦達の殺され方は、内臓を抉り出され、むごたらしい。

なかなか捕まらない犯人、下層階級の特権階級への怒り。
柏木の友人、鷹原は実家からの送金もあり優雅に遊んで暮らしている。柏木とは生活も考え方も大違い。
しかし、ロンドンへきた柏木に自分の部屋を一つ分け与え同居する。
鷹原は、何でもできる天才。
今は、ロンドンの警察庁の特別な所にいる。
ジャックを突き止める・・・
しかし、公表したら大変な事に・・・
そして考えられた策。
柏木は鷹原に、どうしても犯人が知りたいと日本への帰りの船で言い、その名を聞くが・・・・信じられない。

３５年の歳月がすぎ、大正の関東大震災の現在の柏木。
やっと犯人の証拠がみつかる。

その頃のロンドンがイメージできるし、ヴィクトリア女王達の王族達が時々登場し、私の好みの部分がありました。
鷹原も御手洗潔的な天才ぶりで良かった。
犯人は、私にも解かるくらいだから　その点はどうかと思うけど、面白かったです＝！！

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