2004/04/22
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カテゴリ: 読了本
短編8話


「シエ」(漢字ですが、中国の漢字のようで、ここにはありません)獣辺に理解の解と書いてます。

猫のリンと二人(?)暮らしだった鈴子・・・・でもリンが死んだ。寿命ですよ、と言われても やはり落ちこむ。
でも、人に話してもきっと「猫が死んだんだろう~」位だろうから・・・・
鈴子にとってどんなに大切なパートナーだったか解かってくれる人はいない。
埋葬しての帰り道、ペットショップが目に入る。
こんな所にあったかな~?と思う。
とてもリンの代わりに次のペット飼うなんて考えられないのに、店主に”シエ”という、不思議な格好の中国の動物を押し付けられる事に。。。

・・・・そして”シエ”の死・・・・

姫椿
バブルに踊らされ、借金地獄の高木。
生命保険を家族に残す為に自殺を考えていた。
そこへ急に妻からの電話。「今どこ?」
そして、今居るのは妻と知り会い、暮らした町だった。
そんなことも忘れていた。昔住んでいたアパートを探し、アパートは無かったが銭湯があった。
”椿湯”・・・・山茶花の垣根・・なのに椿湯?
高木に家にも山茶花の垣根がある。
店主は、これは山茶花ではなく”姫椿”だという。
この銭湯にきて高木の心は、癒される。



高校を卒業して30年ぶりに偶然に会う中年男性二人。
急に相談を持ちかけられる。
昔の恋人に偶然二度会い、翌日の事なのにまるで違った環境。社長夫人と詐欺師。
同じ人間なのに環境が違うとこうも違っているのか・・・???

マダムの咽仏

その葬儀で解かったのは、マダムには妻や子供も居た。
そして、週末だけ家に帰るマダムは家では完全な男だった。
家族は何も知らない・・・

トラブルメーカー
法務資料室という部署へ廻された・・・
そこは、窓際族よりも悪い、地下の小さな部屋。
勿論、仕事もない。
そこで出会う退職間近の老女と、自分と余り代わらぬ歳の中年男性。
でも中年男性は、未だに独身と言うだけあって、お洒落で楽しい・・・・が、実はトラブルメーカーだった。
最後は、悲劇というか悲話、間抜けな中年男性の物語。
・・・・・・・・ばかばかしく笑える作品・・・・

オリンポスの聖女
学生時代同棲していた典子はお金にもならない芝居がやめられない。
妻になる気もない。
塚原は、今普通の家庭を持っているが、典子は忘れられない。
・・・・・・・・・男の哀愁作品・・・・・・・・

零下の災厄
零下の冷え込みの夜の出来事。
夜中に帰ったらマンションの下の植え込みに女性がひっくり返っていた。
よく見ると飲みすぎで寝ているようだった。
この冷え込みに、このままにして凍死でもしたら大変だが、酔っ払っていて要領をえない。
しかたなく、自分の部屋へ。丁度、妻も子も実家に行っていて居ない。
大変な酔っ払い・・・
どうしていいか、あたふたする・・・
・・・・・・・笑える作品・・・・・・・・

永遠の緑
妻を亡くし娘と二人暮らしの中年男性。
週末は競馬に行くのが趣味。
いつのまにか娘も同じように時々競馬場に行っているらしい。
娘は、父をひとり残して嫁に行く事を出来ずにいる。
・・・・・・・ほのぼの作品・・・・・・・・・・





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最終更新日  2004/04/22 11:22:14 AM
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