2004/08/22
XML
カテゴリ: 読了本


私の大好きな沖縄・・・・という興味で初めて読む作家さんです。

東京からマサシ(11歳)は、母・和江と2人で母の実家の沖縄に来た。2歳の時以来の2度目。
2歳の時の記憶など無いようだが、でもなんだか懐かしい匂いがする。
村の子供は、自然が遊び場。
ナイフで竹を切って釣竿を作ってみたり・・・マサシには手品のように見えた。
和江は、2度目の夫の暴力から逃げ出して沖縄にマサシと2人で帰ってきた。
そんな和江を夫が追ってくる。

藤野志保は、夫が死んでから10年間毎年沖縄に一人で来ている。
志保の従兄妹の加納信一が特攻隊で沖縄付近で戦死したらしい。その手がかりを探しに。
志保はもう70歳を越えて、病魔にも襲われ余命いくばくもない。
「泣き御頭」と呼ばれている骨を通りすぎる風の音は独特な音がする。
”風音”・・・・
この遺骨は特攻隊員の亡骸。
マサシと一緒に遊んでくれるアキラという少年の祖父・清吉が子供の頃に父と一緒に風葬場に運んだ遺体。

マサシと和江親子の話と藤野志保という老女の話が、清吉という老人の周りで起きる話

***************************
沖縄の村の風や匂いが感じられたり、悲惨な戦争という物悲しさとミックスした”沖縄”
なんか良い本です。もっとこの方の本を読もうと思いました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004/08/24 12:32:54 AM
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カテゴリ

カテゴリ未分類

(11)

イギリス

(10)

DVD  ビデオ 映画

(16)

旅行記

(23)

読了本

(501)

本のあれこれ

(16)

英会話

(2)

ソフトバンクホークス

(0)

(1)

コメント新着

☆かよ @ よっしぃーさんへ お話を楽しみにしてますね。 写真もアッ…
よっしぃー119 @ サンフランシスコへ 娘と2人で行ってきます。 かよさんのよう…
☆かよ @ たっちゃんさんへ ドナウの旅人は、自分も一緒に旅してる感…
たっちょん @ ドナウの旅人 楽しそうな旅だったんですねー。 ドナウ…
☆かよ @ たっちょんさんへ お久しぶりで~す! どうされてましたか…

バックナンバー

2025/11
2025/10
2025/09
2025/08
2025/07
2025/06
2025/05
2025/04
2025/03
2025/02

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: