2005/01/13
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カテゴリ: 読了本


その病院の窓から見える、ビルの谷間の西洋館の小さな家。
その家の人たちを眺めるのが僕の日課になった。

中年の女性と気難しそうな初老の男性・・・そして若く美しい女性。
この何気ない家族の日常は決まっていた。
そしてある晩、その家の中での異様な風景・・・
そして、病院の敷地内の工事現場に彼女が・・・

僕は、この若く美しい女性に一目ぼれをした。
外を松葉杖で歩けるようになった僕は、その家の前まで行ってみた。
そして彼女がよく行く喫茶店にも行ってみて、さりげなく彼女の家の事を尋ねてみたりもした。
そしてストーカーになった僕。
彼女が働く会社にアルバイトに入り、彼女と話すきっかけを掴んだ。
僕のバイトは一軒一軒の家を廻りアンケートをとる仕事。
しかし、緊張しすぎた僕は彼女の前では3枚目の道化になってしまった。
彼女が僕のようなものを好きになるはずが無い。
しかし、段々と彼女と話すこともでき、映画にも行った。
「2001年宇宙の旅」・・・
海にも行った。。。。
彼女は家出をして、僕の近くに住んだ。

が!!・・
僕はやくざ者に「お嬢さんは何処だ!」と散々殴られた、惨めだった。
よく考えると僕は彼女の事を何も知らなかった。
彼女は「私の事を話すと二人の関係が終わりになる」と言って話したがらなかったからだ。

そして彼女は連れ去られた。
僕は彼女を救出すべくバイクで熱海へ。
そして真実を知らされる!!

・   ・   ・   ・   ・   ・   ・

バイトのアンケートで、
”現在の住所を生涯の場所と考えるか”というアンケートで、「そうだ」と答えるのは一戸建て組。
しかも”老後東京から離れたいと考えるか”という質問に、一戸建て組は勿論、アパート組の大半まで「離れたくない」と答える。
「離れたくない」と答えた人の中にも地方出身者は多い。

**************************

20年前の作品だけど、
今は、田舎暮らしとかが話題になったりするけど、やっぱり現代もあまり変わらない気がします。

主人公のストーカー的行動は、今だったら不気味だけど。
その時代は、陰湿さより”滑稽”さがにじみ出ています。
彼女の前でのドジは、女性はどうしても笑ってしまいますね。
男性の純情さを傷つけるようで申し訳ないけど・・・
でも現代は、陰湿な若年層の犯罪ばかりで、そういう本が多い。
たまにはレトロな男の純情もいいなぁ~と思った。








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最終更新日  2005/01/14 03:51:27 PM
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