2001.9テロ!



こちらは、かなり仕事で疲れています。
まあ、体力が勝負の世界で、いつまで続けられるか不安です。


ところで、今起きているアメリカの政治的、経済的混乱は、
欧州や日本からの投資の逆流を起こしかねない危機を内包していますね。

世界貿易センタービルは、アメリカ株式本位制資本主義の中枢的機能を集積したシステムがありました。
たとえば、モルガンスタンレーだけでも約4000人の中枢頭脳が、世界の金融システムの修羅場で活動していました。

世界の金融システムの本当の危機は、20世紀最後の15年間、
冷戦構造の崩壊(社会主義ソビエト連邦の崩壊)後、
世界で唯一の勝ち組み国アメリカに、富(資本)の実力以上の集中化が進行してきたわけですが、
欧州やアジアからの資本の逃避が起きる前兆のテロ事件とならなければいいがと憂慮します。
その前兆は円/ドル、ユーロ/ドルでのドル安進行です。

政治的、経済的超大国のアメリカが、今後軍事的超大国としてこの危機を完全に、
勝利することが出来るかどうかを、世界の投資家は固唾を飲んで見守っています。

万が一、ベトナムでの軍事的敗戦と同じ道を歩む予兆があれば、
経済的にもアメリカから世界の資金は逆流を開始することでしょうね。
日本の構造的デフレ不況とて、アメリカ発の同時多発テロの激震と無関係では済まされない、
深い国際金融システムの激流の渦中にあります。

この時代に敢えて投資を行うことは、ハイリスク・ハイリターンを覚悟した投資になりますね。

一寸先は闇。無常の世界ですね。



© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: