峠幾三のちいさな発見・旅模様

峠幾三のちいさな発見・旅模様

2006/07/05
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 夕食の時間。

 幾三ら一行は、今日の宿 与茂四郎 の囲炉裏の周りに座っていた。


 食事は、その時の宿泊者全員で囲炉裏を囲んで食べるらしい。


 他には、名古屋からの銀行員、沖縄からの大学教授夫妻。


 メニューは(覚えている範囲で)、

 天ぷら(わざわざ雪の解けた場所まで採りにいったらしい)

 鯉のあらい

 五箇山豆腐(かなり固い。珍しい豆腐)




 などなど。


 他の客と五箇山の地酒  三笑楽  を酌み交わしながら話は進む。

 銀行員は一人旅だそうだ。

 沖縄の夫妻は小さな子供連れだ。だんなさんは、外国の方だった(どこかは忘れた)。

 日本語ができないので、奥さんの通訳で話をする。初めての体験である。

 だんなさんは、ジョークを連発しているのだが、通訳なので少しノリ遅れる。変な感じである。


 そのうち、おかみさんも交わり、五箇山のこきりこ節を披露してくれた。

 この時、はじめて知ったのだが、五箇山という地名の由来。

 もともと、五つの谷に集落があったそうだ。五つの谷の間が変化して「五箇山」になったそうだ。

 おかみさんが嫁いで来た時は、まだ舟で川をのぼって来たのだそうだ。



 それゆえ、加賀藩の流刑の地、そして、火薬に使う塩硝の製造地となっていた。

 昔、合掌造りの家屋では、2階で養蚕、1階で生活、そして地下で塩硝を作っていたとか。


 初めて聞く話ばかりである。地元の方と話すのはやはり楽しい。


 夜中からの運転はこたえたのか、酒のまわりが早い。

 ふと見ると、ウッチーが銀行員に酒を注がれ、飲んだ…。その瞬間、少し吐きそうになって銀行員が慌てていた。




 イト☆マンもかなり酔っている。


 食事を終え、のんびりしているとおかみさんが豆炭のアンカを用意してくれている。


 それを抱き、静かな五箇山での眠りについたのだった。






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最終更新日  2006/07/06 07:47:11 PM
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