ここから見える空の色 ~空の写真と音楽の話~

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カテゴリ: カテゴリ未分類


がむしゃらに漕いだ
チェーンはキリキリと音を立て
今にも切れてしまいそう
警戒心は風に捨てながら
息が続くまで
行けるところまで
走り続ける


昔、カナダ人の知り合いがいた。

型破りという言葉がピッタリの自由人。
時にビッグバードの気ぐるみを来たまま山手線に乗り、
警察に連れて行かれたこともあったっけ。

そんな彼が僕に教えてくれた言葉
「throw caution to the winds」
直訳すると「警戒心は風に捨てろ」
辞書を引けば「無鉄砲な,向こう見ずな」
といったネガティブな訳が多い。

でも、彼は言った。
「この精神は大切だ。日本人には少し足りない。」


ふと、そんな彼の言葉を久々に思い出した。

まだ手直しは有るカモだけど、出来立てホヤホヤを
ここに残しておこう。
一先ずお披露目は東中野あたりにするかな。


「ためらいは風の中へ」

絡まる糸の中 寝つけなくて 越せない夜


チラシの裏に書き殴る 心の雲を
書き溜めた紙 握りしめ 飛び出した

夜明けの 自転車 踏み出す
オレンジよりも丸い 丘まで 漕いでく
風よりも速く 朝焼けの丘へ

僕よりも早く君は着いてた
両手を広げて深く大きく息を吸う

紙の束を涙より細かく千切る
遅れてきた風に乗せ 手を放した

撒いた ためらいは 温かな
淡い風に散ってゆく いつまでも 君は
それを見送った 朝焼けの丘で

何も変わらないけど 心は軽く
吐き出した 溜め息は
朝日浴びて 掻き消されて

ためらいは 温かな 淡い風に散ってゆく
いつまでも 君は 見送った
僕らは 歩き出す オレンジよりも丸い
丘から ゆっくり 下りてゆく
朝焼けの丘を





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Last updated  2010.09.07 23:01:33


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