ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2005.05.28
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病室では、有料のテレビは置いてあるが、ノート型を持込んでいるのはこの8病棟

では私だけのようだ。以前にも同室のひとが遣っていたのを知っているので許可

されるだろう思っていたし、どうにか、何も言われない。眠れない時は、DVDも

観れるし持って来た書籍も余り観る暇がない。いつの間にか6日目になり、今は、

3名退院されたので、部屋は2名になった。開放的な窓から、立花山が見えてい

る。微かにだが志賀島も遠望されるようだ。此処は4階だが、このビルの3階には

妻の従姉がいる。どんな思いで過ごしているだろうかと思うと胸が潰れる。昨年の

夏、伯父の葬儀で彼女を見かけた時は、普段と変わらない様子だった。その直後に

入院したらしい。今時珍しく色白で日本的な優しい人柄で周囲からも愛されていた



50歳半ばである。どうも50歳過ぎての病は、突然襲うものが多いようだ。

妻は、怯えきっており私の見舞いに来るのをそのために逡巡している。どうして同

じ病院なのかと何度も詰問されるが、私も入院を決めたあとだった。

もう初夏の暑さも感じられる季節になったようだ。じっと動かない風景が見える。







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最終更新日  2005.05.28 13:40:57
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